11月のバス釣り、朝早くから出るべきか、昼から出ても間に合うのか迷いますよね。冷え込む朝の水辺で手がかじかむと、本当にこの時間でいいのかと不安になるのではないでしょうか。
結論から言うと、11月は水温が最も高くなる午後から夕方の早い時間を軸に組むのが向いています。朝に行くなら、冷え込みを逆に手がかりにできる場所から始めるのが近道です。
この記事では、11月の日の出と日の入りの時刻、午後が狙い目になる理由、冷えた朝の始め方を順番に見ていきます。読み終えるころには、次の休みに何時ごろ水辺に立てばよいかが決まります。
11月のバス釣りの時間帯は午後から夕方の早い時間が軸

11月のバス釣りは、午後から夕方の早い時間を軸に組むのが向いています。米国インディアナ州天然資源局の釣りの手引きは、秋の半ばから終わりは、午後か夕方の早い時間に釣るよう勧めています。水温が最も高く、魚が最も活発になる時間だからです。
同じ手引きでも、秋の初めは朝と夕方が勧められています。秋の中でも、季節が進むにつれて狙う時間が後ろへずれていくわけです。アメリカの州の手引きなので、日本の釣り場にそのまま当てはまるとは限りませんが、組み立ての目安として役に立ちます。
気象庁の予報用語では、秋は9月から11月まで。11月は秋の終わりにあたるので、朝夕より午後寄りの組み立てが合う時期です。
天気予報の言葉で言えば、昼過ぎは12時頃から15時頃、夕方は15時頃から18時頃を指します。昼過ぎから夕方の前半が、11月の主役の時間帯と覚えておくと分かりやすいです。水温10℃前後を境に変わる居場所やルアーは、晩秋のバス釣りで何が変わるかでまとめています。
11月のバス釣りは何時から何時まで?日の出は6時台で日の入りは16時台

11月の東京の日の出は6時台、日の入りは16時台です。国立天文台の暦要項では、11月7日は日の出6時08分・日の入り16時41分、11月27日は日の出6時28分・日の入り16時29分です。
| 日付 | 日の出 | 日の入り |
|---|---|---|
| 10月8日 | 5時41分 | 17時16分 |
| 11月7日 | 6時08分 | 16時41分 |
| 11月17日 | 6時18分 | 16時33分 |
| 11月27日 | 6時28分 | 16時29分 |
| 12月7日 | 6時37分 | 16時28分 |
10月の初めは17時過ぎまで明るかったのに、11月27日には16時29分に日が沈みます。夕方は15時頃からなので、11月の夕方は日の入りまでの時間が短いことになります。
午後を軸にするなら、昼過ぎのうちに水辺に着いておくと、温まった時間を余さず使えます。時刻は東京の値なので、住んでいる地域では少しずれることも頭に入れておくと安心です。
11月のバス釣りで午後が狙い目になるのは水温が上がるから

11月の午後が狙い目になるのは、朝に冷えた水が日中に温まり、水温が最も高くなるのが午後から夕方の早い時間だからです。インディアナ州の手引きも、この時間を魚が最も活発になる時間としています。
朝が冷えるのには理由があります。朝の冷え込みは、地表面の熱が放射によって奪われて気温が下がる、放射冷却によるものです。
天気予報の朝の最低気温は0時から9時までの最低気温、日中の最高気温は9時から18時までの最高気温を指します。冷え込んだ朝から、日中にかけて少しずつ温まっていく流れです。
11月のバスにとって、この少しの温まりは小さくありません。国立環境研究所の侵入生物データベースでは、オオクチバスは春から秋は岸辺近くで活発に餌を求めて動き回るとされています。水温が10℃前後になる晩秋には、深いところへ移動します。
反対に、米国魚類野生生物局の資料では、オオクチバスは水温が華氏41度を下回ると通常は餌を食べないとされています。先の手引きも、冷たい水の中の魚は動きがゆっくりでも、食べる必要があるので食いつくとしています。何℃で何が起きるかは、ブラックバスの適水温と季節の目安にまとめています。
11月のバス釣りで朝に行くなら水面を覆うカバーから始める

冷え込んだ11月の朝に行くなら、消波ブロックや冠水植物、レイダウン(水に倒れ込んだ木)のように水面を覆うカバー(魚が身を寄せる障害物)から始める手があります。日中に暖められた熱を逃がしにくく、わずかに温かい水が残るからです。
ジャッカルのコラムで西村嘉高さんは、こうした温かい水を保ったカバーの下にエビや小魚が入ると書いています。その直下にバスが寄り添うように付く、小さな生態系ができているそうです。冷え込みのきつい朝は、迷わずこうしたシャロー(浅場)のカバーから釣り始めるといいます。
冷え込んだ朝は釣りにならないのでは、と思うかもしれません。でも、条件がそろった朝なら、狭い温かい場所に狙いを絞れます。朝の組み立ては、冬の朝マズメにバスを狙う組み立ても参考になります。
条件:前日から晴れて風のない穏やかな朝
同じコラムは、このパターンが成り立つ条件を4つ挙げています。
- 前日が晴天で太陽が出ていること
- 夜間も晴天であること
- 冷え込んでいても、風のない穏やかな朝であること
- 守られた場所の、水面を覆うカバーを釣ること
前日から夜まで晴れて、風のない朝ほど、この始め方が生きます。曇りや風の強い朝は、無理にこだわらず午後に回すのも手です。
場所:石積みの内側や風裏のワンドを選ぶ
カバーを選ぶときに重要なのは、水が動きにくい場所を選ぶことです。石積みの内側や、風裏になるワンド(岸が入り江のようにくぼんだ場所)の中がよい場所に挙げられています。
せっかく残った温かい水も、流れや風で入れ替わってしまえば意味がありません。風向きを見て、守られた側のカバーから入るのが手堅い選び方です。
11月のバス釣りはどの時間帯もルアーをゆっくり短く通す

11月のバスは速い動きへの反応が鈍くなり、ルアーを追いかける距離も短くなります。どの時間帯に出かけても、ルアーをゆっくり、バスの近くを短く通す意識が合っています。
エバーグリーンの清水盛三さんは、水温が下がる晩秋は速い動きへの反応が鈍くなる時期で、ルアーを追いかける距離もどんどん短くなると書いています。低水温期はタイトなアクション(振れ幅の小さい小刻みな動き)が効くことが多い、とも述べています。
インディアナ州の手引きは、秋はバスが浅い所で小魚を追っているので、小魚に似たルアーを投げるよう勧めています。寒い時期の項には、ジャークベイト(竿をあおって不規則に動かす小魚形のルアー)などが効かないときは、小さめのルアーを細い糸でゆっくり巻く、という助言もあります。
午後の温まった時間でも、速く巻きすぎないことを意識しておくと安心です。沈む速さや濁りで選ぶ晩秋のルアーの選び方も、時間帯ごとの使い分けに役立ちます。ワームで攻めるなら、11月のワームのリグとサイズの選び方もあわせてどうぞ。
11月のバス釣りは川だと時間帯より水の動きで決まることもある

水門の開け閉めなどで水位や流れが変わる川では、時計よりも水の動きが釣れる時間を決めることがあります。流れが出ている時間を見つけて、そこに集中するのが基本です。
エバーグリーンの記事では、水門で水位が上下する川について、水門が開いて水が流れるとバスの活性は上がる傾向だとしています。閉まって流れが止まると、活性は下がりがちです。
晩秋のロケでは、午前中は水が流れて水位が下がり、午後は水が止まって水位が上がる状況でした。そのため、開始直後の2〜3時間しかチャンスがないと考えたそうです。
11月は午後が軸といっても、川では午前中が勝負になる日もあるということです。流れがあるかどうかで時間を決めると覚えておくと、川の釣りで迷いにくくなります。
11月のバス釣りは日が短く冷えるので身支度と落水に備える

11月は16時台に日が沈み、暗くなるのが早い季節です。暖かい服装で手足の指を濡らさないようにし、水辺ではライフジャケットを着けておくと安心です。
インディアナ州の手引きは、寒い時期の釣りでは暖かい服装をし、足の指と手の指を濡らさないよう勧めています。O.S.Pのスタッフレポートも、低水温時に落水すると大変危険なので、必ずライフジャケットを着用するよう呼びかけています。
午後を軸にすると、帰りはどうしても暗くなりがちです。日の入りの時刻を見て、暗くなる前に片付けを始める段取りにしておくと、最後まで落ち着いて釣りができます。
まとめ:11月のバス釣りは午後を軸に日の入りから逆算する

11月のバス釣りは、水温が最も高くなる午後から夕方の早い時間を軸に組むのが向いています。日の入りが16時台と早いので、時間は日の入りから逆算して決めるのが近道です。
- 出かける日の日の出と日の入りの時刻を見ておく
- 昼過ぎのうちに水辺に着き、日の入りまで午後の時間を使う
- 冷え込んだ穏やかな朝なら、水面を覆うカバーから始める
- 川では水の動きを見て、流れのある時間に集中する
出かける前に天気予報で朝の最低気温と日中の最高気温、風の強さを見ておくと、朝から行くか午後から行くかを決めやすくなります。季節の進み方とあわせて読むなら、次の記事も役に立ちます。
