MENU

瀬田川の冬のバス釣りはどこを狙う?流れを避けた深みと洗堰の放流量

setagawa-winter-bass-fishing のアイキャッチ画像

冬の瀬田川でバスを狙うなら、冷たい川のどこにバスがいるのか、日によって変わる流れをどう読めばいいのかが気になるのではないでしょうか。

結論から言うと、冬の川のバスは流れを避けられる深みに入り、あまり動かずに過ごすと考えられています。瀬田川は琵琶湖から流れ出る川で、流れの強さは下流の洗堰が流す水の量で変わります。

この記事では、冬の瀬田川でバスが寄りやすい場所と釣り方、出かける前に見ておきたい放流量と決まりごとを順番に見ていきます。読み終えるころには、冬の瀬田川へ出かける前の準備が一通りそろいます。

目次

冬の瀬田川でバスはどこにいる?流れを避けた深みが候補

瀬田川のブラックバス

冬の瀬田川で最初に候補にしたいのは、流れが弱まる深みと、その周りにできる流れの切れ目です。冬の川のバスは、水が冷えると深い所へ移り、できるだけ動かずに過ごすと考えられています。

瀬田川の冬のバスの居場所は、オオクチバスの性質と、アメリカの川の冬の例から考えていきます。

冬の川のバスは深みで動かずに過ごす

国立環境研究所の侵入生物データベースによると、オオクチバスは水温が10℃前後になる晩秋に深い所へ移ります。厳寒期は、沈木などの障害物の間で群れになって冬を越します。

アメリカのバージニア州野生生物資源局は、川のスモールマウスバスについて、12月から1月初めに水温が急に下がると「冬の深み」に移ると書いています。深みがあるのは、川底の棚の下、川の曲がり、長い淵の中ほどから流れ出しにかけてが多いそうです。

深みにいれば、増水のときも渇水のときも動かずに済むというのが、その理由です。種類も川も違う話ですが、冬の川で流れを避けた深みから探すという考え方は、瀬田川でも組み立ての軸になります。川の越冬場所の探し方は、11月の川でバスが移る深みの探し方でもまとめています。

流れの切れ目の境目とくぼみを探る

同じ局の別の記事では、川のガイドが、深い淵の中にある川幅いっぱいの岩棚を好みの冬の場所に挙げています。岩棚は増水のときに魚を守る流れの切れ目になり、小魚やザリガニも集めるからです。

流れの切れ目の外側には、速い流れと緩い流れの境目ができます。

食う気のある魚は境目に、じっとしている魚は守られたくぼみに付くとガイドは話しています。同じ切れ目でも、境目とくぼみを分けて通すと、魚の状態に合わせやすくなります。冬のスモールマウスバスの居場所は、川の淵と湖の深場で冬を越すスモールマウスで詳しく扱っています。

瀬田川は琵琶湖の水を洗堰で流す川!放流量で流れが変わる

瀬田川のブラックバス

瀬田川は、琵琶湖から流れ出るただ1本の川です。下流にある瀬田川洗堰が、琵琶湖の水の出口として川の流量を調節しています。管理する国土交通省琵琶湖河川事務所は、洗堰の役割を次のように挙げています。

  • 大雨で琵琶湖の水が多いときは、たくさんの水を流す
  • 雨不足で水が少なくなると、むだな水は流さない
  • 琵琶湖の水位と下流の水の量を調節する

いまの洗堰は昭和36年に完成したものです。令和6年度には、大雨に合わせて全開放流を4回、のべ17日間行っています。

水門を全部開けるのも全部閉めるのも、機械の能力では30分です。ただ実際には、上流と下流の安全を図りながら流量を変えるため、数時間ほどかかります。

つまり瀬田川は、同じ場所でも日によって流れの強さがかなり変わる川です。前に来たときと同じ立ち位置でも、放流量が違えば別の川のように感じるかもしれません。冬に深みと流れの切れ目を探すなら、その日の流れを知ってから立ち位置を決めると、組み立てがぶれにくくなります。

冬の瀬田川へ出る前に洗堰の放流量と南湖の水温を見る

瀬田川のブラックバス

瀬田川の冬の様子は、出かける前に放流量と南湖の水温を見ておくと想像しやすくなります。琵琶湖河川事務所のホームページの水文情報には、6時の琵琶湖水位と現在の洗堰放流量が載っています。

同じページには瀬田川・野洲川のライブカメラもあり、その1つは大津市瀬田の唐橋放流警報局です。画像は10分ごとに更新されます。

瀬田川には、洪水のときに水位がどのくらい危険な高さまで上がっているかを示す危機管理型水位計も置かれています。バージニア州の局も、冬の川へ出るなら水位計を見て水位が安全かを確かめるよう勧めています。

水温は、瀬田川へ流れ出す琵琶湖の南湖が目安になります。水資源機構の琵琶湖定期水質調査(速報値)では、南湖の志那沖の表層(水深0.5m)は、2025年12月に9.2℃、2026年1月に5.3℃、2月に4.1℃でした。どれも1回の採水の値で、瀬田川で測った値ではありません。

米国魚類野生生物局の資料は、オオクチバスは水温が摂氏5℃(華氏41度)を下回ると、ふつうは餌を食べないとしています。

1月から2月の南湖は、バスが餌を食べる境目に近い水でした。真冬の瀬田川は、釣れる時間が短いつもりで出かけるくらいがちょうどよさそうです。北湖と南湖の冬の水温の違いは、琵琶湖の冬の北湖と南湖の水温の違いでまとめています。

その日の放流量とライブカメラの様子は、琵琶湖河川事務所のホームページで出かける前に見ておけます。

冬の瀬田川は底近くをゆっくり探り暖かい午後をねらう

瀬田川のルアー

冬の瀬田川では、底近くをゆっくり通す釣り方が基本になります。バージニア州野生生物資源局の記事は、冬の魚は底にべったり付いているので、底の近くをゆっくり探ることが食わせる鍵だとしています。消化が遅く動きが鈍いため、夏のように速いルアーを追ってこないからです。

同じ記事が挙げている冬の川の釣り方は、次のとおりです。

  • 3〜4インチのスイムベイトを1/8オンスのジグヘッドで底沿いに巻く
  • ジグ&ポーク(jig and pig)と呼ばれるラバージグの釣りを使う
  • クランクベイトやジャークベイトは低い層を通す

ニュージャージー州魚類野生生物部の記事も、巻く速さを試すことは大事だが、たいていは遅いほどよいとしています。冬の魚が食う範囲はずっと狭いので、ルアーを魚の目の前まで届ける意識が要ります。冬のラバージグの使い分けは、冬のラバージグをゆっくり見せる使い方にまとめています。

時間帯は、暖かい午後に目を向けたいところです。先ほどの記事の書き手の経験では、正午から午後4時ごろまでの暖かい時間帯が一番だそうです。水温が数度上がるだけでも、食いが立つきっかけになりうるとも書いています。

ただ、同じ局の別の記事は、冬は大物を釣るのに一番良い時期かもしれない一方で、一度も当たりが無いことが一番多い時期でもあると書いています。当たりが無い日があっても、それが冬の川の普通の姿です。暖かい日が続いた午後を選んで、ゆっくり一つの深みを探る日にするのも楽しみ方の一つです。

瀬田川で釣りはできる?出かける前に管理者へ確かめる

瀬田川のブラックバス

瀬田川で釣りをしてよいかは、管理する国土交通省の事務所や滋賀県・大津市の公式情報では、はっきり書かれたものを確認できませんでした。そのため、ここでは釣りができるとも禁止とも書きません。

一方で、瀬田川の岸には釣りに関わる県の取り組みがあります。

  • 滋賀県の外来魚回収ボックスが、唐橋町(青年会館)にある
  • 第41回セタシジミ祭(外来魚釣り)を、2026年4月26日に瀬田唐橋東詰めで開くと案内されていた
  • この催しは、県の外来魚釣り上げ隊事業による釣り大会として県のページで紹介されている

ただ、回収ボックスや催しは、釣った外来魚の扱いや決められた日の大会の話で、ふだんの釣りを認めたものとは言い切れません。出かける前に琵琶湖河川事務所(077-546-0844)へ問い合わせておくと安心です。

遊漁券(釣りをするために漁協に払う券)が要るかどうかも、瀬田川について明記した公式情報は見つかりませんでした。

滋賀県は、琵琶湖や河川で釣りをする人が守るルールを、滋賀県漁業調整規則や委員会指示などで決めています。県の遊漁の電子手帖「FiShiga」では、スマートフォンの位置情報から周りの漁業権漁場や遊漁のルールを見られます。河川の有料釣り場については、滋賀県河川漁業協同組合連合会(077-522-0126)が問い合わせ先として案内されています。

瀬田川で釣ったバスは戻さず唐橋町の回収ボックスへ

瀬田川のブラックバス

瀬田川で釣ったバスは、川に戻せません。滋賀県は、釣り上げたブラックバスやブルーギルを、琵琶湖をはじめ県内のすべての水域に戻してはいけないとしています。県のいう外来魚は、オオクチバス、コクチバス、ブルーギルです。

琵琶湖でのリリース禁止は、「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」の第18条に基づくものです。

釣った外来魚は、湖岸や漁港などにある外来魚回収ボックスや回収いけすに入れることになっています。瀬田川沿いでは、唐橋町(青年会館)に県の外来魚回収ボックスがあります。近くにボックスやいけすが無いときは、その場で締めて持ち帰り、生ゴミとして処分します。

あわせて県は、次のことも求めています。

  • 路上駐車や私有地への無断駐車をしない
  • 飲食のゴミや釣り針・糸・ワームは持ち帰る
  • 早朝や夜は、車のエンジン音や話し声に気を付ける

回収ボックスの場所は、釣り人の状況などで変わったり、なくなったりすることがあります。出かける前に、滋賀県の公式ページで設置場所を確かめてください。

冬の瀬田川は落水と急な水位の変化に備える

冬の瀬田川で一番気を付けたいのは、冷たい水への落水です。琵琶湖河川事務所は、川はいつでもどこでも安全とは限らないとし、常にいろいろな危険があることを理解して利用するよう呼びかけています。

国土交通省は、水際の護岸や浅瀬の石のコケ、濡れた石やコンクリートはとても滑りやすいとしています。水際から3〜5mほどの所に入るなら、ライフジャケットを着けると落水の危険を大きく下げられます。

バージニア州の記事は、冷たい水と寒さの中で落ちて濡れると、低体温症の危険があるとしています。書き手は、この時期はタオルと着替え一式を防水の袋に入れて持っていくそうです。

ニュージャージー州の記事も、ボートで釣る場合の注意として、冬の水に落ちると長くはもたないことと、着替えを持っていくことを挙げています。手袋も忘れないように、とのことです。

瀬田川ならではの注意は、洗堰の放流量で流れの強さが変わることです。足元が濡れていない場所でも、放流量が変われば水位や流れが変わると考えて、水際に近づきすぎない立ち位置を選んでおくと安心です。防寒の重ね方は、バス釣りの防寒着の3枚重ねで詳しく扱っています。

まとめ:冬の瀬田川は放流量を見て深みをゆっくり探る

瀬田川のルアー

冬の瀬田川は、流れを避けられる深みと流れの切れ目を、底近くでゆっくり探るのが基本です。流れの強さは洗堰の放流量で日ごとに変わるので、その日の川を知ってから立ち位置を決めると、短い冬の時合いを生かしやすくなります。

出かける前の順番は、次のとおりです。

  1. 琵琶湖河川事務所のホームページで洗堰の放流量とライブカメラを見る
  2. 釣りをしてよいかを琵琶湖河川事務所に問い合わせる
  3. 唐橋町の外来魚回収ボックスの場所を確かめる
  4. ライフジャケットと着替えを用意する

まずは、琵琶湖河川事務所のホームページで今日の放流量を見るところから始めてみてください。釣りをしてよいかの返事がもらえたら、暖かい日が続いた午後を選んで、深みを一つずつゆっくり探ってみてください。近くの琵琶湖なら、琵琶湖の冬のおかっぱりで入れる北湖の岸や、南湖の雄琴港で冬のバスが集まる水深の変わり目もあわせて見ておくと、その日の選択肢が広がります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次