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彦根港の冬のバス釣りはどこを狙う?バスが集まるのは温かい旧港湾の側

hikone-port-winter-bass-fishing のアイキャッチ画像

冬の彦根港へバス釣りに出かけるなら、港のどこにバスが集まるのか、そもそも釣りをしていい場所なのかが気になりますよね。

結論から言うと、冬にバスが集まると分かっているのは、下水処理場の処理水が入る旧港湾の側です。港で釣りをしてよいかどうかは、公式情報では確認できませんでした。

この記事では、旧港湾と新港湾部の違いや冬の水温、釣ったバスの扱い方を順番に見ていきます。読み終えるころには、出かける前に何を押さえておけば安心かが分かります。

目次

冬の彦根港でバスが集まると分かっているのは旧港湾の側

彦根港のブラックバス

彦根港は、滋賀県が管理する港です。彦根城のお堀に連なる松原運河を利用した旧港湾と、昭和37年(1962年)から昭和43年(1968年)にかけて建設された新港湾部からなります。冬にバスが集まると分かっているのは、このうち旧港湾の側です。

同じ「彦根港」でも、冬の釣りでは2つの区域を分けて考えると迷いにくくなります。

旧港湾:処理水が入り周りより温かい

旧港湾には、下水処理場の処理水が流れ込んでいます。滋賀県水産試験場の報告では、旧港湾は晩秋から冬に周りより水温が高くなり、バスやブルーギルが集まることが明らかにされています。

釣り人の間では、この旧港湾が「旧彦根港」と呼ばれています。冷たい湖の中で温かい水が入る場所は、冬のバスを探すときの大きな手がかりです。

新港湾部:昭和37年からの工事で造られた港

彦根港には、彦根市松原町にオーミマリンの観光船のりばがあり、竹生島めぐりや多景島めぐりの船が出ます。滋賀県も、彦根港は今では湖上めぐりなどの観光拠点として使われているとしています。

新港湾部で冬にバスが集まるかどうかは、公式情報には出てきません。冬の彦根港でバスの居場所を考えるなら、まずは旧港湾から見ていくのが近道です。

冬の彦根港の旧港湾には10月から12月に小さなバスが入る

彦根港のブラックバス
Cliff(CC BY 2.0)

旧港湾に入ってくるバスは、10月から12月にかけて増える小型が中心です。滋賀県水産試験場は、2022年10月から2023年2月に、旧港湾の出入り口の琵琶湖岸で刺網(網目に魚を掛けて捕る網)を使った調査をしています。

捕れた数は10月、11月、12月の順に多くなり、1月以降は急に減りました。バスは出入り口でも港の中でも体長14〜18cmの小型が多く、10〜12月に旧港湾に入り込んで集まると考えられています。冬の旧港湾で向き合うバスは、14〜18cmの小型が中心と考えておくとよさそうです。

10〜12月のバスの総捕獲数は、目合い55mmの刺網で295個体、85mm以上の目合いでは48個体でした。

胃の中身も調べられています。出入り口では1月を除いてほとんどのバスが何かを食べていましたが、港の中では空っぽの胃が多く、12月はすべての個体が空胃でした。

旧港湾では近年、11〜12月を中心に、漁業者が地曳網(岸へ引き寄せる網)や投網でバスの駆除をしています。1月以降は捕れる量が減るため駆除は行われていませんが、1月以降もバスが集まっていることは確認されています。真冬でも港の中にバスが残っているのは、心強いところです。

調査の月ごとの動きは、旧彦根港に冬に集まる小さなバスの時期と動き方でくわしく紹介しています。

冬の彦根港沖の水温は1月8.5℃!2月は7.3℃まで下がる

彦根港のブラックバス

彦根港の沖の琵琶湖は、1月に8.5℃、2月には7.3℃まで冷えます。水資源機構が毎月行う琵琶湖の定期水質調査の、2025年12月から2026年2月の値です。彦根港沖の表層(水深0.5m)で、12月はまだ11.6℃ありました。

どれも月に1回の採水の値です。透明度は12月の3.2mから1月の4.5m、2月の7.0mへと上がっていて、冬が深まるほど水が澄んでいく様子が分かります。

国立環境研究所の侵入生物データベースによると、オオクチバスは水温が10℃前後になる晩秋に深い所へ移り、厳寒期には沈木などの障害物の間で群れになって冬を越します。1月の8.5℃は、この10℃前後の目安をもう下回っています。

米国魚類野生生物局の資料では、オオクチバスは水温が5℃を下回ると通常は餌を食べないとされています。2月の7.3℃は、まだそこまで下がっていません。冬の巻き方については、ニュージャージー州の魚類野生生物部が、速さを試しつつも、たいていは遅いほどよく、冬の魚が食う範囲はずっと狭いと書いています。

冬の彦根港ではルアーをバスの目の前でゆっくり通すつもりで動かすと、冷たい水に合わせやすくなります。

北湖では、魚礁に12月、北湖北部の岸沿いの岩礁帯に12〜3月、バスが毎年集まることも、滋賀県水産試験場の研究で確認されています。冬のバスが障害物や岩の多い場所に寄るという見方と重なります。冬の北湖で水温が高く残る地点は、琵琶湖の冬のバス釣りで水温が高く残る北湖の地点にまとめています。

彦根港で釣りをしてよいかは公式情報で確認できない

彦根港のブラックバス

彦根港で釣りをしてよいかどうかは、公式情報では確認できませんでした。港を管理する滋賀県や、観光船を運航するオーミマリンの公式情報には、港での釣りを認める記述も禁じる記述もなく、近くで釣りができると公式に示された場所も見当たりません。

一方で、滋賀県は彦根市松原町の彦根港・彦根港北と、旧港湾の尾末町に外来魚回収ボックスを置いています。2025年5月25日には、県の外来魚釣り上げ隊事業による駆除の釣り大会が旧港湾一帯で開かれました。ただ、どちらも一般の釣りを認めると書いたものではありません。

人が集まる港ほど、釣ってよい場所かどうかは現地の掲示と管理者の案内に従うのが確実です。滋賀県の港を紹介するページは、県土整備部流域政策局の河港管理室が作っています。迷ったときは、県の担当に問い合わせる手もあります。

彦根港で釣ったバスは戻さず港の回収ボックスへ入れる

彦根港のブラックバス

滋賀県では、釣ったブラックバスやブルーギルを、琵琶湖をはじめ県内のどの水域にも戻せません。琵琶湖では「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」に基づいて、リリースが禁止されています。近年は岸辺の魚のほとんどを外来魚が占めるようになった、と県は説明しています。

県の外来魚回収ボックスの設置箇所の一覧には、彦根市松原町の彦根港・彦根港北(53・54番)と、彦根市尾末町の彦根旧港湾(48・50・51番)が載っています。釣ったバスは港の回収ボックスへ入れると覚えておくと、釣った後に迷いません。

回収いけすに入れるために、釣りの間バケツやビクで生かしておくのは違反になりません。ただし、琵琶湖と一体と言えない別の場所へ生きたまま運ぶと違反になると県は考えています。

回収いけすに集まった外来魚は、堆肥として使われています。

近くに回収ボックスやいけすが無いときは、その場で締めて持ち帰り、生ゴミとして処分します。飲食のゴミや釣り針・糸・ワームも、持ち帰るよう求められています。

回収ボックスの設置場所は、釣り人の状況などで変わったり無くなったりすることがあるので、出かける前に滋賀県の公式ページで確かめてください。

冬の彦根港へ車で行くなら路上駐車をせず駐車の決まりを先に見る

彦根港のルアー

滋賀県は、琵琶湖で魚とりをする人に、路上駐車や私有地への無断駐車をやめるよう求めています。冬の早朝に出かけるなら、車のエンジン音や話し声に気を付けて静かに過ごすことも、県の呼びかけの1つです。

彦根港の観光船のりばについて、オーミマリンの案内には「無料駐車場完備」とあります。ただしこれは観光船で来る人に向けた港へのアクセスの案内で、釣り人が使ってよいかは書かれていません。

金亀公園の駐車場は、公園施設と図書館を使う人のための駐車場です。彦根市によると、目的外の利用を防ぐため、利用時間に応じた有料制になっています。普通自動車の入庫は5時45分〜22時00分で、出庫は24時間できます。

金亀公園そのものの営業時間は6時00分から22時00分までです。混雑期には料金が変わることがあるので、利用前に駐車場の料金表を見るよう案内されています。問い合わせ先は金亀公園管理事務所(0749-23-5950)です。

利用時間や料金は変わることがあるので、出かける前に彦根市の案内ページも見ておくと安心です。

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冬の彦根港は落水に備える!濡れた護岸は滑りやすい

彦根港のブラックバス

冬の水は冷たく、落ちると長くはもちません。ニュージャージー州の魚類野生生物部は、ボートで釣る人への冬の注意としてそう書き、落ちたときに備えて着替えを持っていくことと、手袋を忘れないことも挙げています。

国土交通省の川の利用者向けの案内では、水際の護岸や濡れたコンクリート、コケの付いた石はとても滑りやすいとされています。水際から3〜5mほど陸側に入る可能性があるときは、ライフジャケットを着けると落水の危険を大きく下げられます。

港の水際に立つならライフジャケットを着けるのが、冬の彦根港での何よりの備えです。重ね着の考え方は、バス釣りの防寒着の重ね方と手足の守り方を参考にしてください。

まとめ:冬の彦根港は旧港湾を中心に決まりを押さえて出かける

彦根港のルアー

冬の彦根港でバスが集まると分かっているのは、処理水が入って周りより温かくなる旧港湾の側です。釣ってよい場所かは現地の掲示と管理者の案内が頼りになるので、出かける前に回収ボックスの場所と駐車の決まりを見ておくと、気持ちよく釣りができます。

  1. 滋賀県の公式ページで彦根港の回収ボックスの場所を見る
  2. 車なら駐車場の利用時間と料金を確かめる
  3. ライフジャケット・着替え・手袋を用意する
  4. 現地では掲示と管理者の案内に従う

出かける前に、滋賀県の外来魚回収ボックスの一覧で彦根港の番号を控えておくと、釣った後に迷わずに済みます。温かい港に小さなバスが入る冬の彦根港は、寒い季節でもバスの動きを追いかけられる港です。

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