MENU

冬の川スモールのワームは何を使う?深い淵の底で小魚に似せる3種類

river-smallmouth-winter-worms のアイキャッチ画像

冬の川スモールは、どんなワームをどこへ投げればいいのか。水が冷えた川で、そもそも餌を食べているのかも気になりますよね。

結論から言うと、冬の川スモールには小魚に似せた小型のワームを、深い淵の底近くへゆっくり通すのが合わせやすい組み立てです。冬の川でも、コクチバスは小魚を食べています。

この記事では、冬の川スモールが食べているものと冬の居場所、それに合うワーム3種類と通し方を順番に見ていきます。読み終えるころには、冬の川に持っていくワームとリグが決まります。

目次

冬の川スモールは何を食べている?胃の中は小魚が中心

冬の川スモールのブラックバス

冬の川スモールの胃の中は、ほとんどが小魚です。栃木県水産試験場が平成28年1月から2月および平成29年1月に川で行った調査では、胃の中身のうちサケの稚魚が約46%と最も多くを占めました。

調査した川では、1月から4月頃までサケの稚魚が多く見られます。そのサケの稚魚が、冬のコクチバスの主な餌になっていると考えられています。

続く顔ぶれも、川底で暮らす魚が目立ちます。

  • カジカ 17.4%
  • ニゴイ 13.4%
  • ヨシノボリ 9.1%
  • 水生昆虫 2.8%

コクチバスの食べ物は、もともとオオクチバスとほぼ同じで主に魚類と甲殻類とされています。

冬は虫より小魚。冬の川スモールのワームは、小魚に似せるのが筋の通った選び方です。

秋からの流れで餌に形を合わせる考え方は、秋のワームを餌の形で選ぶ考え方にもまとめています。

冬の川スモールがいるのは深い淵の流れが緩い場所

冬の川スモールのブラックバス

冬の川スモールは、深い淵の底近くで越冬します。栃木県水産試験場の調査では、コクチバスが水深3m以上の深い淵で越冬していることが分かり、冬の駆除の調査で捕まえた場所も水深3m以上の淵が多くなりました。

もともとコクチバスは、オオクチバスより低い水温や流れのある水に入り込める魚です。原産地でも、オオクチバスより寒い水域に分布する傾向があります。それでも冬は、流れの強い所を避けて深みに落ち着きます。

長野県のサイトで公開されている、発信機を付けて追った調査の報告では、越冬した場所は橋のすぐ下流で本流が岸にぶつかり、流れがやや緩くなった深みでした。在来魚が越冬した岸辺の場所と比べて、コクチバスが留まっていた場所はより水深が深かったと報告されています。

米国地質調査所(USGS)が紹介する川の研究でも、1歳以上のスモールマウスバスはその場で最も深い場所を選んでいました。冬は、流速0.1〜0.3m/sの緩い流れをより強く選んでいます。日本の川と海外の川で、同じ姿が見えるのは心強いところです。

浅い岸際をいくら探しても反応が無いとき、冬の川スモールは川でいちばん深くて流れの緩い淵の底近くにいると考えると、投げる場所が絞れます。冬のバスの居場所を水温から読む話は、冬に釣れない理由と水温で変わる居場所で詳しく扱っています。

冬の川スモールのワームは小魚に似た小型のシャッドとレッグ系

冬の川スモールのルアー

冬の川スモールには、小魚に似た小型のワームが合わせやすい選択です。尾が震えるシャッドテール、細かくロールする小魚形、弱った小魚の動きを出すレッグワームの3つを持っておくと、小魚に寄せて使い分けられます。

どれもダウンショットやジグヘッドで使えるとメーカーが説明しているため、リグを大きく変えずに入れ替えられるのも利点です。

HPシャッドテール:尾の震えで水を押す

O.S.PのHPシャッドテールは、2in・2.5in・3.1in・3.6in・4.2inのサイズがあるシャッドテールのワームです。O.S.Pはダウンショットリグをこのシリーズの王道の使い方としています。

2.5inは、ダウンショットやネコリグで竿を細かく揺らすと、HPシャッドテールの尾が竿の動きに合わせて力強く震えて水を押すとメーカーは説明しています。動きの小さい冬でも、尾の震えで存在を伝えたい場面に向きます。

一竿堂釣具店
¥772 (2026/10/11 04:27時点 | 楽天市場調べ)

シャッドインパクト:2インチは1尾0.9g

ケイテックのシャッドインパクトは、ジグヘッドやダウンショットでシェイクすると、タイトでキレのあるローリングアクションを出すワームです。

シャッドインパクトの2インチは1尾0.9g、3インチは1尾2.2gと、どちらも軽く小さな小魚の形です。小さな魚に大きさを寄せたいとき、2インチから試すと合わせやすくなります。

釣具のFTO
¥692 (2026/10/11 04:27時点 | 楽天市場調べ)

2.5インチのレッグワーム:弱った小魚の動き

ゲーリーインターナショナルの2.5インチのレッグワームは、弱った小魚の動きを再現するとメーカーが説明するワームです。

付け方は、フックサイズ#3のオフセットフックかマスバリで、ダウンショットリグやライトキャロライナリグ、ジグヘッドなどに。2.5インチのレッグワームは季節を問わず使えるサイズとされ、冬の川にも持ち込みやすい1本です。

FISHING I.SELECT
¥990 (2026/10/11 04:27時点 | 楽天市場調べ)

冬の川スモールのワームはダウンショットで底の少し上を通す

冬の川スモールのルアー

冬の川スモールのワームは、ダウンショット(おもりを糸の先に付け、その上に針を結ぶ仕掛け)で、底から少し浮かせて通すのが基本です。おもりが底をとらえたまま、ワームを小魚のいる高さに保てます。

O.S.Pのスタッフレポートで、宮本洋平さんはダウンショットの良さを話しています。底から少し浮いた状態で一定の高さを効率よく探れ、底付近のバスを釣れることです。深い淵の底近くにいる冬の川スモールには、ちょうど合う高さです。

底をなぞるように探りたいときは、ジグヘッド(おもりと針が一体になった仕掛け)にシャッドインパクトやレッグワームを付ける手もあります。深い淵ではおもりが底に着いたことを確かめてから、冬の川スモールのワームは底から離しすぎずに小さく動かすのが組み立ての中心になります。

冬に使うリグの選び方全体は、冬の深い底へ沈める3つのリグの使い分けも合わせて読むと迷いが減ります。

冬の川スモールはいつまで餌を食べる?12月がひとつの目安

冬の川スモールのブラックバス

冬の川スモールは、少なくとも12月までは餌を食べていると考えられます。同じ越冬地の調査の報告は、バス釣りの人の話から12月までは釣れること、1月以降は釣れなくなり餌を食べなくなる可能性があることを挙げています。

同じ報告では、12月から1月の冬の時期も、コクチバスは1か所に留まらず、ある程度動いていることが示されました。冬だからといって、まったく動かないわけではありません。

1月以降はもうだめかというと、そうとも言い切れません。栃木県水産試験場が平成28年1月から2月および平成29年1月に捕まえたコクチバスは64尾で、そのうち胃が空だったのは29尾でした。真冬の1月から2月でも、胃に餌が入っている冬の川スモールは残っているわけです。

12月は餌を食べていると考えられる時期、1月から2月は胃に餌が入った魚も残る時期、と分けて考えておくと計画が立てやすくなります。冷え込む朝から日中への組み立ては、冬の朝から日中までつなげる組み立ても参考になります。

冬の川スモールを釣る前に遊漁券と再放流の決まりを知っておく

冬の川スモールのブラックバス

冬の川スモールを狙う前に、その県の再放流の決まりと、川の漁協の遊漁規則を見ておくと安心です。釣ったコクチバスを川へ戻せない県があるためです。

環境省の外来生物法のQ&Aによると、特定外来生物に指定されていても釣りはでき、釣った魚をその場で放すことは法律の上では問題ありません。禁止されるのは、釣った魚を持ち帰って飼うことや、生きたまま移して放すことです。ただし、都道府県によっては条例などでリリースを禁止している場合があります。

たとえば長野県では、内水面漁場管理委員会指示第8号で、オオクチバス・コクチバス・ブルーギルを採捕した川や、その連続する水域に再び放すことが禁じられています。埼玉県でも、県の内水面漁場管理委員会の指示で再放流が禁じられています。オオクチバス・コクチバス・ブルーギル・チャネルキャットフィッシュを採捕した河川湖沼と、その連続する水域へ再び放せません。

遊漁券も川ごとに見ておきたいところです。千葉県は、漁業権の対象になっている魚を川や湖で釣る場合、漁協が発行する遊漁券を買い、遊漁規則の禁止区域や禁止期間を守る必要があるとしています。

水産庁によると、川や湖には地元の漁協が第5種共同漁業権の免許を受けている水面が多くあります。川ごとに規制の内容が違うため、釣る川の漁協か県の水産担当の部署に問い合わせておくと迷いません。

変わることがあるので、出かける前に水産庁の案内と、釣る川の漁協の遊漁規則を確かめてください。

まとめ:冬の川スモールは深い淵の底近くへ小魚形のワームを

冬の川スモールのルアー

冬の川スモールは、深い淵の流れが緩い底近くにいて、胃の中は小魚が中心です。だからワームも、小魚に似た小型のものを底から離しすぎずに通すのが筋です。

出かける日の準備は、次の順で進めると迷いません。

  1. 釣る県の再放流の決まりと、川の漁協の遊漁規則を見ておく
  2. 川の中で深くて流れの緩い淵の位置を見当づける
  3. 小魚形の小型のワームを2〜3種類用意する
  4. ダウンショットで底の少し上を小さく動かす

12月のうちに一度、深い淵の底を小魚形のワームで探ってみると、冬の川の様子がつかみやすくなります。出かける前に、釣る川の漁協に冬の遊漁の決まりを問い合わせておくと安心です。

湖も含めた冬の道具選びは、冬のバス釣りのワームとリグの使い分けと冬のバス釣りで深場に沈めるルアーでも詳しく扱っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次