秋のバス釣りでワームを買い足そうとして、棚の前でどれを選ぶか決めきれないことはないでしょうか。おすすめを並べた記事を読んでも、自分の通う釣り場で何を持っていくかまでは決まりません。
結論から言うと、ワームはバスが普段食べているものに形を合わせると絞り込めます。国立環境研究所の侵入生物データベースによると、オオクチバスは魚類と甲殻類を主食としています。
この記事では、主食から形を選ぶ3種類のワームと、ワームを使えない湖の規則を整理します。読み終えるころには、次の釣行に何を持っていくかが決まります。
秋のバス釣りのワームはバスの主食に形を合わせて選ぶ

ワーム選びの手がかりは、バスが普段食べているものにあります。オオクチバスはオイカワやヨシノボリ類などの魚類や、エビ・ザリガニ類などの甲殻類を主食としています。水生昆虫や陸生昆虫、鳥のヒナも捕食します。
水中でバスの目に入る餌は、細長い小魚と、平たい甲殻類やギルの2つに大きく分かれます。ワーム(柔らかい樹脂でできたルアー)の形も、このどちらに寄せるかで整理できます。主食の形から入ると、棚に並ぶ製品を2つの系統に絞れます。
オオクチバスは春から秋にかけて、水草地帯や障害物のある岸辺近くで活発に餌を求めて動き回るとされています。餌になる小魚や甲殻類が付く場所を思い浮かべると、形とサイズの見当が付きます。季節ごとのルアー全体の組み立ては、秋のバス釣りに使うルアーの選び方で扱っています。
秋のバス釣りは水温の下がり方でワームを入れる深さが変わる

ワームを入れる深さは、秋の進み方で変わります。国立環境研究所の侵入生物データベースによると、オオクチバスは水温が10℃前後になる晩秋には深いところへ移動します。
厳寒期には沈木その他の障害物の間で群をなして越冬します。岸辺近くで動き回るのは、春から秋にかけての時期です。
そのため、水温が高いうちは岸近くの浅い場所を、水温が下がってからは深い場所を探る組み立てになります。岸辺で反応が無くなったら、探る深さを一段下げると、季節の進み方に付いていけます。
同じ秋でも、水域によって条件は違います。オオクチバスは山上湖やダム湖、平地の天然湖沼、小規模なため池から河川の中流から下流域まで、多様な水域にすんでいます。通う水域の水深に合わせて、持っていくシンカー(おもり)の重さの幅を決めてください。
秋のバス釣りで出番が多いワームは3つの形に分かれる

ワームの形は、魚の形、細い形、平たい形の3つに分けると選びやすくなります。主食が魚類と甲殻類に分かれることに対応した分け方で、どれを軸にするかで持ち物が決まります。
魚の形:泳がせて広く探すシャッドテール
尾が水を受けて泳ぐ形のワームは、小魚に形を寄せたいときに使われます。巻いて反応が無いときに、落として見せる手に切り替えられるのがこの形です。
O.S.Pのドライブシャッドは、3.5inから6inまでの4つのサイズがあります。対応するリグは次のとおりです。
- ノーシンカーリグ(おもりを付けない仕掛け)
- テキサスリグ
- ジグヘッドリグ
- ラバージグやブレーデッドジグのトレーラー(ルアーの後ろに付けるワーム)
メーカーは、フリーフォールでも自発的に泳ぐ動きを特徴に挙げています。
細い形:動きを抑えて見せるストレート
細身のまっすぐなワームは、動きを抑えて見せたい場面向きです。2.8インチから9.8インチまでサイズの幅が広く、狙う大きさに合わせて選べるのがこの形です。
ジャッカルのフリックシェイクは、2.8インチから9.8インチまでの6つのサイズがあります。メーカーは、カーブフォルムとソルト配合の高比重マテリアルにより、ロールの効いた動きと飛距離を特徴に挙げています。
平たい形:甲殻類やギルに寄せる扁平系
平たい形のワームが寄せる相手は、甲殻類とブルーギルです。偏平ボディが水を受けて落ちるため、落として見せる場面で使えるのがこの形です。
depsのブルフラットは、2inchから5.8inchまでの5つのサイズがあるブルーギルフォルムのソフトベイトです。メーカーは、蛇腹状のテールとアーム、偏平ボディが受ける水抵抗による独特なスパイラルフォールアクションを特徴に挙げています。
秋のバス釣りではワームを使えない湖がある

ワームの使用を漁協が禁じている湖があります。芦之湖漁業協同組合は、まき餌と軟質プラスチック製疑似餌、合成素材付け餌を、環境に悪影響があるとして使用禁止にしています。河口湖漁業協同組合は平成19年5月1日から、西湖漁業協同組合は平成20年10月1日から、ワームの使用を禁じています。
西湖の禁止には除外があり、スピナーベイト、ラバージグ、ポークリンド(豚皮を加工した天然素材の疑似餌)は対象外です。ただし、これらに軟質プラスチック製疑似餌を付けての釣りは禁止です。ワームを使う前提で釣行先を決めるなら、この3つの湖は候補から外れます。
公式情報にワームの使用を禁じる記述が無い湖もあります。山中湖漁業協同組合は、釣りの時間を日の出から日没までと定めています。ただし、オオクチバスを生かしたまま山中湖から持ち出すことは禁じられています。
芦ノ湖・河口湖・西湖では遊漁料が要ります。芦ノ湖は事前に遊漁料を支払って遊漁証を携帯すること、河口湖は釣りをする前に遊漁券・遊漁税券を購入することが定められています。
変わることがあるので、出かける前に釣行先の漁業協同組合の公式ページで確かめてください。
秋のバス釣りではワームを湖に残さない扱いが要る

湖に残さない扱いは、ワームを使える湖でも求められています。山中湖漁業協同組合は、つり針やつり糸の投げ捨てと置き去りを絶対にしないよう求めています。ごみは各自持ち帰り、ワーム・ラインを放置しないよう呼びかけています。
禁止に踏み切った湖は、その理由を公開しています。河口湖漁業協同組合は、根掛かりなどで湖底に残されたワーム類による影響を懸念しています。禁止は、環境保護の観点と、トラウト類など他の魚が食べてしまうことを防ぐためとしています。
西湖漁業協同組合は、ダイバーによる湖底の調査で相当数のワーム及び糸類が散乱し蓄積していることが分かったとしています。ヒメマス等の食用魚類の腹部内にも数種類のワームが確認されたことも、禁止の理由に挙げています。湖底に残ったワームへの懸念が、2つの湖で禁止の理由になっています。
まとめ:秋のバス釣りのワームは形と湖の規則で決める

秋のバス釣りのワームは、バスの主食に形を合わせて選び、出かける湖の規則で最後に決まります。形の軸は、魚に寄せるか、甲殻類やギルに寄せるかの2つです。
持ち物より先に、その湖でワームを使えるかを確かめる順番にすると、現地で手が止まりません。次の順に進めてください。
- 通う湖の漁協の公式ページで、ワームの使用と遊漁料を確かめる
- 主食に合わせて、魚の形か平たい形かを決める
- 水温の下がり方に合わせて、探る深さを浅い場所から深い場所へ移す
出かける前に、釣行先の漁業協同組合の公式ページで、ワームの使用と遊漁料の扱いを確かめてください。水が入れ替わる時期の動き方は、ターンオーバーの時期の釣り方の変え方で扱っています。
