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奥琵琶湖の冬のバス釣りは何が違う?1月でも水温8℃台が残る北の湖

okubiwako-winter-bass-fishing のアイキャッチ画像

奥琵琶湖で冬のバス釣りをしてみたいけれど、真冬の北の湖はどこまで冷えるのか、冬でも出かけられるのかが気になりますよね。

結論から言うと、奥琵琶湖に近い北湖の知内川沖では、1月でも表層の水温が8.8℃ありました。同じ月の南湖の志那沖は5.3℃です。ただし冬の奥琵琶湖パークウェイは、積雪や凍結で閉鎖されます。

この記事では、奥琵琶湖がどこを指すのか、冬の水温とバスの居場所、出かける前に知っておきたい決まりごとを順番に見ていきます。読み終えるころには、冬の奥琵琶湖へ出かける前に何を見ておけばよいかが分かります。

目次

奥琵琶湖は琵琶湖の北端で山が湖に迫る大浦湾の一帯

奥琵琶湖は、琵琶湖の北端で、葛籠尾崎と海津大崎に挟まれた大浦湾の一帯を指す呼び名です。長浜市の報告書は、この一帯の湖岸線は入り組んでいて、山並みから平地を経ずに湖へ入ると書いています。

葛籠尾崎は、北湖のほぼ中央にある竹生島を支えるように突き出た半島です。その西の対岸が海津大崎で、間の大浦湾は南南西に開き、奥へ行くほど幅が狭まります。葛籠尾半島の先端近くには、菅浦の集落があります。

なかでも葛籠尾崎は地形が特に険しく、急な斜面が深い湖底まで続いています。奥琵琶湖は山が湖に迫り、葛籠尾崎のあたりは岸から急に深くなる地形だと思っておくと、湖の姿がつかみやすくなります。

琵琶湖全体で見ても、北湖の平均水深は約43mで、南湖の約4mとは大きく違います。最も深い所は103.58mです。

奥琵琶湖の範囲を線で区切った決まりはないため、ここでは大浦湾の一帯として話を進めます。北湖と南湖の冬の違いは、琵琶湖の冬は北湖と南湖のどっちかでもまとめています。

冬の奥琵琶湖に近い知内川沖の水温は1月でも8℃台!2月は7℃台まで下がる

奥琵琶湖のブラックバス

冬の奥琵琶湖の近くでは、1月でも表層の水温が8℃台あります。水資源機構の調査で、北湖の知内川沖の表層の水温を月ごとに並べると次のとおりです。

令和7年11月から令和8年2月までの、表層(0.5m)の値です。

  • 令和7年11月:18.3℃
  • 令和7年12月:11.9℃
  • 令和8年1月:8.8℃
  • 令和8年2月:7.9℃

同じ1月、南湖の志那沖は5.3℃でした。1月でも表層の水温が8.8℃ある北の湖は、同じ1月の浅い南湖より高い値でした。どの値も月に1回、日中に水を採ったときのものなので、その日の天気や時間で上下します。

冬の北湖では、湖の中の様子も変わります。滋賀県によると、北湖では春から初冬まで上と下の水の行き来がなくなり、底の酸素が晩秋に最も少なくなります。その後、冬に湖の水が上から下まで混ざる全層循環が起こり、底まで酸素が届いて回復します。

令和8年も、2月13日に全層循環を確認したとの資料提供がありました。水温ごとのバスの動きは、ブラックバスの適水温と水温の境目で詳しく扱っています。

冬の奥琵琶湖のバスは深い所や障害物の間で冬を越す

奥琵琶湖のブラックバス

冬の奥琵琶湖でバスを探すなら、深い所と沈木などの障害物の間が手がかりになります。国立環境研究所の侵入生物データベースによると、オオクチバスは水温が10℃前後になる晩秋に深い所へ移ります。厳寒期には、沈木などの障害物の間で群れになって冬を越します。

知内川沖の水温は12月に11.9℃、1月に8.8℃でした。ちょうど10℃前後を下回っていく時期と重なります。

米国魚類野生生物局の資料は、オオクチバスはふつう、水温が華氏41度(摂氏5℃)を下回ると餌を食べないとしています。1月でも8℃台の北の湖は、その目安よりは高い水です。

葛籠尾崎のあたりは、急な斜面が深い湖底まで続く地形でした。岸のすぐ先から深くなる場所があることは、冬に深い所を探すときの手がかりになります。

長浜市の報告書の魚の調査でも、オオクチバスは魞(エリ。小型定置網)によく入り、菅浦の港の中に多数すみついているのが確認されています。冬の居場所を示した調査ではありませんが、奥琵琶湖の港にもバスがいることは分かります。水温で変わる居場所と巻く速さは、冬のバス釣りで釣れないときの見直し方としてまとめています。

冬の奥琵琶湖パークウェイは積雪や凍結で閉鎖される

奥琵琶湖パークウェイは、冬の間は積雪や凍結のため閉鎖されます。長浜市によると、令和7年は12月7日までの営業で冬季閉鎖となりました。翌年は3月17日に、菅浦ゲートからつづら尾崎展望台までが通れるようになりました。

その後、3月25日には全線が通れるようになりました。

奥琵琶湖パークウェイは、西浅井町の菅浦から岩熊までの全長約18.8kmの道です。通れる時間も、午前8時から午後6時までと決まっています。

冬はこの道を使えない前提で、行き先と帰りの時間を決めておくと慌てずに済みます。閉鎖の情報は、長浜市がロードネット滋賀で見るよう案内しています。

閉鎖や再開の日は年によって変わることがあるので、出かける前に長浜市の案内で確かめてください。

奥琵琶湖で釣ったバスは戻さず海津漁港などの回収いけすへ

奥琵琶湖のブラックバス

奥琵琶湖を含む琵琶湖では、釣ったブラックバスを湖に戻せません。滋賀県によると、釣り上げたブラックバスやブルーギルは、琵琶湖をはじめ県内のすべての水域に戻してはいけません。根拠は「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」です。

釣ったブラックバスは湖に戻さず回収いけすへ入れます。湖岸や漁港には、県の外来魚回収ボックスと外来魚回収いけすがあります。奥琵琶湖の近くでは、高島市マキノ町の海津漁港(84番)と知内漁港(85番)に回収いけすがあります。

いけすに入れるまでの間、バスを生かしたままバケツやビクに入れておくのは、違反にならないと県は考えています。一方で、琵琶湖と一体でない別の場所(例:湖周道路より先で漁港の区域の外)へ生きたまま運ぶのは違反になります。

近くに回収ボックスもいけすもないときは、その場で締めて持ち帰り、生ゴミなどとして処分します。

設置場所は釣り人の状況などで変わったり、なくなったりすることがあるので、出かける前に滋賀県のページで確かめてください。

奥琵琶湖のエリの近くでは釣らない!漁業権と水中のロープ

奥琵琶湖のルアー

奥琵琶湖でも、エリの近くでは釣りをしません。エリやヤナが設置されている区域には、漁業法に基づく第2種共同漁業権が設定されています。滋賀県は、魚釣りをするときはエリから離れるよう求めています。

漁業権は、漁業を排他的に営む権利です。漁業権を侵害した者は、処罰される場合があります(漁業法第195条)。

エリの近くは、水中のロープなどに触れる恐れがあり、とても危険でもあります。長浜市の報告書でも、オオクチバスは魞によく入る魚として挙がっています。バスがいそうに見えても、エリの周りは避けておくのが安心です。

エリの漁場の位置は、遊漁の電子手帖「FiShiga」で、漁業権の内容と一緒に見られます。琵琶湖や川で釣りをするときは、滋賀県漁業調整規則や委員会指示などで守るルールが決められています。

冬の奥琵琶湖は湖北の季節風と落水に備えて出かける

冬の奥琵琶湖は、湖北の強い季節風と落水への備えをしてから出かけたい場所です。長浜市の報告書には、葛籠尾崎の入り組んだ湾が、湖北特有の季節風が強い冬に水鳥の避難場所になっていると書かれています。

ニュージャージー州の魚類野生生物部は、冬は水が冷たく、冬の水に落ちると長くはもたないとしています。ボートで釣る人には落ちたときの着替えを持っていくよう勧め、手袋を忘れないようにとも書いています。持っていきたいものは次の3つです。

  • ライフジャケット
  • 落ちたときのための着替え
  • 手袋

国土交通省の川の利用者向けの案内では、水際の護岸や濡れた石・コンクリートはとても滑りやすいとしています。水際から3〜5mほど陸側に入るときは、ライフジャケットで落水の危険を大きく下げられるそうです。

車で行くときは、路上駐車や私有地への無断駐車をせず、ゴミや使い終わった道具は持ち帰ります。滋賀県が、琵琶湖で魚とりをする人に求めていることです。早朝や夜間に訪れるときは、車のエンジン音や話し声に気を付けて静かに過ごすことも求められています。

寒さに合わせた服の選び方は、バス釣りの防寒着の重ね方で紹介しています。

まとめ:冬の奥琵琶湖は水温と道の閉鎖を見てから出かける

奥琵琶湖のルアー

冬の奥琵琶湖は、近くの知内川沖で1月でも8℃台の水が残る一方で、パークウェイが閉鎖され、季節風も強くなる場所です。水温だけでなく道と天気も見て出かける日を決めると、無理のない釣行になります。

  1. 長浜市の案内で、奥琵琶湖パークウェイの閉鎖を確かめる
  2. 海津漁港と知内漁港の回収いけすの場所を見ておく
  3. 「FiShiga」でエリの位置を見ておく
  4. ライフジャケット・着替え・手袋を用意する

出かける前に、滋賀県の外来魚回収ボックス・いけすのページで、最新の設置場所を見ておくと安心です。冬の琵琶湖のほかの場所は、次の記事でも紹介しています。

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