10月の琵琶湖でバス釣りをするとき、どこに入ってよいのか、何を投げればよいのかで迷っていないでしょうか。水が動く流入河川の河口は、秋になると特に気になる場所です。
結論から言うと、10月の琵琶湖は日付で規制が変わる月です。滋賀県は8つの川とその河口周りを保護水面に指定しており、9月1日から11月30日までは、アユを含むすべての水産動物をとってはいけません。
この記事では、10月の琵琶湖に掛かる規制と水位の区切りを公式情報で整理します。読み終えるころには、出かける前に何を確かめればよいかが分かります。
琵琶湖の10月は8つの川と河口周りが採捕禁止になる

滋賀県がアユの保護水面に定めた川では、9月1日から11月30日までの間、アユを含むすべての水産動物をとってはいけません。10月はこの期間にすべて含まれます。保護水面は、産卵繁殖を守るために水産資源保護法に基づいて指定された区域です。
指定されているのは、次の8つの川です。
- 安曇川(高島市)
- 石田川(高島市今津町)
- 知内川(高島市マキノ町)
- 塩津大川(長浜市西浅井町)
- 姉川(長浜市)
- 天野川(米原市)
- 犬上川(彦根市)
- 和邇川(大津市)
禁止の範囲は川の中だけで終わりません。区域の下流端は川尻より沖合半径200メートルの線で、川尻とは管理者が河口付近の両岸に設置した標柱を結んだ線の中点を指します。つまり、河口の前に広がる湖の一部も、この期間は釣りの対象にできません。
制限を受けるのは、この8つの川と河口から半径200メートルの範囲です。同じ琵琶湖でも、区域から外れた湖岸なら10月も釣りができます。
区域から外れた場所でも、エリ(小型定置網)の近くは避けてください。エリが設置されている区域には漁業法に基づく第2種共同漁業権が設定されており、漁業権を侵害した者は処罰される場合があります。魚釣りをする場合は、エリから離れるよう求められています。
区域や期間は変わることがあるので、出かける前に滋賀県の公式ページで確かめてください。
琵琶湖の10月はビワマスの採捕禁止期間と重なる

滋賀県では、ビワマスについて毎年10月1日から11月30日が採捕禁止期間に定められています。10月は初日からこの期間に入ります。ビワマスは琵琶湖固有のサケ科の魚で、10月下旬から11月下旬にかけて河川で産卵します。
ビワマスは10月から11月に雨が降って川が増水すると、産卵のために大挙して川を上がります。バスを狙っていて出会うこともあるため、10月1日から11月30日はビワマスの採捕が禁じられていることを頭に入れておいてください。
滋賀県漁業調整規則では、全長30cm以下のビワマスをとってはいけないことも定められています。禁止期間と大きさの制限は、どちらも県内全域で働きます。
琵琶湖の水位は10月16日まで台風期の基準で下げられる

琵琶湖の水位は、9月1日から10月16日の台風期には基準水位マイナス0.3m以下に下げられます。滋賀県によると、この管理の基準は瀬田川洗堰操作規則で定められています。非洪水期には、基準水位プラス0.3mを上限に管理されます。
10月は、月の途中で水位の管理の区分が切り替わる月にあたります。10月16日までは水位を下げた状態で管理される期間です。月の後半に同じ場所へ入る予定なら、水際の条件が前半と同じとは限りません。
琵琶湖の南湖と北湖は10月の水の冷え方が違う

琵琶湖の南湖の平均水深は約4m、北湖の平均水深は約43mです。同じ湖でも、南湖と北湖では抱えている水の量が大きく違います。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センターによると、秋から冬にかけて表層の水温が低下すると、水温躍層が弱まりながら深層へ下がり、湖水の混合が少しずつ進みます。水温躍層とは、表層と深層の間で水温が急に変わる層です。
浅い南湖のほうが、水温の低下は水全体に及びやすい傾向があります。どちらへ入るかを決めるときは、琵琶湖の秋に起きる水位と水温の変化も合わせて確かめてください。
琵琶湖の10月は広く探れる巻きもののルアーが選ばれる

水温が下がってバスの居場所が動く時期は、広い範囲を同じ速さで探れる巻きものが選ばれます。巻きものは、投げて巻くだけで一定の深さを通せるルアーの総称です。潜る深さの違う巻きものを2つ持つと、浅い場所と少し深い場所を投げ分けられます。
O.S.PのBLITZ MRは、全長51.5mm・自重9.5gのハイフローティングのルアーです。O.S.Pは、軽量で極薄のリップが超高感度のボトム探知能力とキレの良いアクションを生むと説明しています。
エバーグリーンのワイルドハンチは、全長5.2cm・自重9.6gのフローティングで、潜行レンジは1.2〜1.6mです。エバーグリーンは、3Dハイパーリップデザインがただ巻きでもバイトを誘発すると説明しています。
琵琶湖で釣ったブラックバスは湖に戻せない

釣り上げたブラックバスやブルーギルは、琵琶湖をはじめ滋賀県内全ての水域に戻してはいけません。滋賀県によると、釣った外来魚は湖岸や漁港等に設置している外来魚回収ボックスや外来魚回収いけすに入れることになっています。
近くに回収ボックスや回収いけすが無い場合の扱いも決まっています。外来魚をその場で締めて持ち帰り、生ゴミ等として適切に処分することとされています。
採捕のルールや漁場の区域は、WEBアプリ遊漁の電子手帖「Fishiga」のマップでも確認できます。
まとめ:琵琶湖の10月は日付で決まる規制から確かめる

10月の琵琶湖は、釣り方より先に日付を確かめる月です。8つの川と河口周りは11月30日まで採捕禁止で、ビワマスの禁止期間も10月1日に始まります。
入ってよい場所かどうかを先に決めれば、残りは水深と水の変化に合わせたルアー選びです。出かける前は、次の順に確かめると迷いません。
- 入ろうとしている場所が保護水面の区域に入っていないか調べる
- 水位の区分が切り替わる10月16日の前か後かを確かめる
- 南湖と北湖のどちらへ入るかを決める
- 潜る深さの違う巻きものを2つ用意する
出かける前に、滋賀県の公式ページで保護水面の区域と期間を確かめてください。
同じ時期の釣り場選びを広げたいときは、琵琶湖の秋の駐車とボートのルールと、10月の野池で岸際を狙う場所選びが参考になります。

