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霞ヶ浦の10月のバス釣りは何が変わる?水温と遊漁券を公式情報で整理

kasumigaura-october-bass-fishing のアイキャッチ画像

10月に霞ヶ浦へ行こうと決めたものの、秋は釣れると聞く割に何がどう変わるのかがはっきりしないまま、出発の日が近づいていないでしょうか。遊漁券が要るのかどうかも、調べるほど答えが割れて見えます。

結論から言うと、10月の霞ヶ浦は水温が一気に下がる月で、釣りをするのに遊漁券は要りません。茨城県の観測では、湖心の表層の水温が10月上旬に24.5℃、11月上旬に15.6℃と記録されています。

この記事では、茨城県の公式情報と湖沼観測調査から、10月の霞ヶ浦の水温と守る規則を整理します。読み終えるころには、出かける前に何を確かめればよいかが分かります。

目次

霞ヶ浦の10月は水温が24℃台から15℃台へ下がる

霞ヶ浦の風景
Σ64(CC BY 3.0)

霞ヶ浦の10月は、夏の水温から晩秋の水温へ移り変わる途中です。茨城県水産試験場内水面支場の湖沼観測調査によると、霞ヶ浦の湖心の表層の水温は、9月上旬が29.3℃、10月上旬が24.5℃でした。11月上旬は15.6℃と記録されています。

10月に入った時点ではまだ24℃台の水が残っている一方、11月上旬には15℃台の記録もあります。同じ10月でも、上旬と下旬では前提が変わります。

この観測の地点ごとの数値は、県のページで公開されています。月ごとの水の動きとバスの居場所の関係は、10月のバス釣りの全国的な傾向でも扱っています。

霞ヶ浦は10月に水深5mまで水温も酸素もそろう

霞ヶ浦のブラックバス

霞ヶ浦は10月に、水面近くと水底の水温がほとんどそろいます。茨城県の湖沼観測調査では、10月上旬の湖心は水深0.5mで24.5℃、水深5mで24.3℃でした。観測した地点の水深は5.6mです。

霞ヶ浦は西浦と北浦などからなる湖で、茨城県霞ケ浦環境科学センターは平均水深を4m、最大水深を7mとしています。もともと深い場所が少なく、水の上下で条件が分かれにくい形をしています。

酸素も水底まで行き渡っています。溶存酸素量(水に溶けている酸素の量)は、10月上旬の湖心で水深0.5mが7.9mg/L、水深5mが7.1mg/Lでした。茨城県水産試験場内水面支場は、魚介類が生息するには3mg/L以上あることが望ましいとしています。

水面と水底でほとんど同じ水温になるため、バスが深い場所にとどまる理由も、浅い場所にとどまる理由も弱まります。秋のバスは散ると言われますが、その背景にはこの状態があります。

水が上下で入れ替わる現象については、バス釣りのターンオーバーの仕組みで詳しく扱っています。

霞ヶ浦のバス釣りに遊漁券は要る?

霞ヶ浦のルアー

霞ヶ浦でのバス釣りに遊漁券は要りません。茨城県は、霞ヶ浦・北浦では釣り対象に関わらず遊漁承認証の購入は不要としています。

ただし、規則が無いわけではありません。霞ヶ浦北浦での釣りのルールは、霞ケ浦北浦海区漁業調整規則で定められています。遊漁券の購入は釣り対象に関わらず不要ですが、使える漁具と採捕禁止期間は決まっています。

一般の人が使える漁具・漁法は、次の5つに限られています。

  • 竿釣り、手釣り(まき餌釣りを除く)
  • たも網、さで網(船を使用しない)
  • 投網(船を使用しない)
  • やす、は具(船を使用しない)
  • 徒手採捕

採捕禁止期間は魚種ごとに決まっています。

  • わかさぎ:1月21日から2月末日、5月1日から7月20日
  • しらうお:3月1日から3月31日
  • こい:5月11日から6月10日
  • からすがい、いけちょうがい:4月11日から9月30日

10月を含む期間はありません。

規則は変わることがあるので、出かける前に茨城県の公式ページで確かめてください。

霞ヶ浦には釣りができない保護水面と禁止区域がある

霞ヶ浦のブラックバス

霞ヶ浦には、釣りをしてはいけない区域があります。茨城県は、水産動植物の保護育成の場として保護水面と禁止区域を指定し、その場所で水産動植物を捕ることを禁止しています。

区域の境目は、現地で分かるようになっています。県によると、保護水面と禁止区域には堤防平場の表示があるほか、基点の周辺に標柱や看板、湖面上に浮標(点滅ブイ)が設置されています。

保護水面と禁止区域では水産動植物を捕れないため、岸に立つ前に周囲の表示を探す手順を入れておくと、判断に迷いません。見落としたまま竿を出せば、規則を破ることになります。

区域は変わることがあるので、出かける前に茨城県の公式ページで確かめてください。

霞ヶ浦で釣ったバスは再放流してよい

霞ヶ浦のブラックバス
Quinn(CC BY 4.0)

霞ヶ浦で釣ったブラックバスは、その場で再放流(キャッチ&リリース)できます。茨城県は、特定外来生物の放出(移植放流)は外来生物法で禁じられている一方、釣り上げた特定外来生物等の再放流は差し支えないとしています。

禁じられているのは、生きたまま湖の外へ持ち出すことと、湖内へ持ち込むことです。県は、ブラックバスやブルーギル、チャネルキャットフィッシュなどの特定外来生物について、この2つを禁止しています。

釣り上げたバスをその場で再放流することは差し支えない一方、生きたまま持ち帰ることはできません。計測や撮影は岸で済ませ、その場で放す組み立てになります。

霞ヶ浦の湖岸は駐車とトイレを先に調べておく

霞ヶ浦のルアー
R. Henrik Nilsson(CC BY 4.0)

霞ヶ浦の湖岸では、着いてから駐車場所とトイレを探すと時間を失います。茨城県は、通行や漁業操業の支障になるような駐車はやめるよう呼びかけています。湖岸周辺はトイレが限られているため、場所を確認しておくようにも求めています。

通行や漁業操業の支障になる駐車は避けるという線引きは、現地に着いてからでは判断が鈍ります。駐車できる場所とトイレの位置を地図で先に見ておくと、朝の暗いうちでも迷いません。

分からないことが残ったら、問い合わせ先があります。霞ヶ浦北浦の釣りのルールについては、茨城県農林水産部霞ケ浦北浦水産事務所漁業調整課(電話029-822-7269)が窓口です。

まとめ:霞ヶ浦の10月は水温の下がり方から釣りを組み立てる

霞ヶ浦のブラックバス
Cliff(CC BY 2.0)

10月の霞ヶ浦は、水温が24℃台から15℃台へ動く途中にあり、水面から水底までの条件がそろいやすい時期です。遊漁券は要らず、釣ったバスはその場で放せます。

水温の下がり方を確かめてから当日の組み立てを決めると、同じ10月でも上旬と下旬で狙いを変えられます。バスの居場所を1か所に決めつけず、広く探せる準備をしておく判断が要ります。

出かける前は、次の順に確かめてください。

  1. 茨城県水産試験場内水面支場の湖沼観測結果で、直近の水温を見る
  2. 保護水面と禁止区域の位置を、県の公式ページで確かめる
  3. 駐車できる場所とトイレの位置を地図で決めておく

当日の朝は、風向きと気温を確かめてから入る場所を決めてください。

同じ時期の別の水域を見ておくと、判断の幅が広がります。野池なら10月の野池でのバスの居場所の探し方が、大きな湖なら琵琶湖の秋の水位と水温の変化が手がかりになります。

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