ビックベイトを扱うには、H(ヘビー)ロッド以上が必要になります。
ですが、竿を用意してまでビックベイトを使う必要性があるのでしょうか?
結論から言えば「必要!」です。
と、言うのもビックベイトの釣りはビックバスを釣るための近道となる釣りです。
私の経験上、ビックベイトには最低でも40㎝以下のバスがバイトしてきたことはありません。
ほとんどが平均50㎝です。
とにかくビックバスを求めているなら、近道をしたいならビックベイトを活用すべきです。
この記事では、ビックベイト(1オンス以上)の使い方などを詳しくまとめています。
目次
ビックベイトの季節とは?
早春では水深20~30㎝でもバイトが出る傾向があります。
真冬は50~1mを狙うと効果的です。
何故ならシャローにさしてくるバスは、どんな季節だろうと「喰い気」がある魚が多いからです。
ビックベイトの使いどころとは?
水深50㎝~1メートルのシャローを狙うことがベストです。
シャローにいると言うことは「喰い気」があるバスと思っていいでしょう。
ビックベイトは集魚力が高いためテンポよく釣りをすることができます。
「でも、深場も狙いたい」とあなたは思っているかもしれませんが、オカッパリで深場を狙っても出会う可能性が少ないです。
また、シンキングタイプのビックベイトを使うと深場でロストしたら回収は絶望的になりませんか?
その他にも詳しい使いどころについて解説しています。
さらに詳しく
迷惑なビックベイトアングラー
集魚力が抜群のビックベイト。
しかし、ビックベイトを使っている人で、オーバーヘッドキャストをして水面を叩くようにキャストする人がいますが、周りのアングラーからしたら迷惑この上ないです。
できれば、周りにアングラーがいない場所で使うことが好ましいです。
ビックベイトをロストしない方法
ロストする原因として2つあります。
1目が根掛かり。
2目がラインブレイクがあります。
根掛かりに関してはどうしようもできないので、ここでは触れませんがラインブレイクを極力減らす方法があります。
キャストの中でもオーバーヘッドキャストはラインブレイクの確率が高いので注意が必要です。
勢い余ってラインが「ブチッ!」。
オーバヘッドで何度がルアーだけが飛んでいくことは何度もありました。
そこで学んだのがビックベイトではサイドキャストをすることをおすすめします。
遠くへ飛ばす必要もないですし、サイドキャストの方がキャストの精度も上がります。
「ビックベイトの使いどころとは?」でも言いましたが、オカッパリでは水深が浅い場所を攻めることが重要です。
わざわざ深い場所を狙っても魚に出会う可能性は低いと言えるでしょう。
ソフトビックベイトの重要性
ビックベイトはハードプラグだけではありません。
ソフト素材のビックベイトもあります。
ハードプラグのビックベイトではジョイントがあるため「カタカタカタ」と音がなり、それがメリットでもあり、デメリットになります。
ソフト素材だと音がなく、プレッシャーをかけないメリットもあります。
また、ビックベイトが持つ圧倒的存在感に加え、ソフト素材特有のナチュラルな動きもあるため、チェイスで終わらせないバイトも期待できます。
その中でも、オススメするスイムベイト(1オンス以上)を1つ紹介します。
OSP カレン180
OSP 並木氏がプロデュースしたソフトビックベイト。
全長:180mm、重量:50g。
カレン180の一番の特徴はハイブリッドデザインで、ヘッド部分がハードプラグ、ボディ部分がワーム素材のハイブリッドビッグベイト。
投げて巻くだけで釣れるビッグベイトを目指して作られており、ただ巻きすると滑らかにアクションしてリアルな魚の動きでバスを誘います。
カレン180は幅広なスクエアリップを持ち、ほど良い巻き感でありながらスクエアリップ特有の高いカバー回避性能を発揮します。
尾側のソフトマテリアルボディは、多連ジョイントベイト以上にナチュラルな曲線でくねりつつ、圧倒的伸び代のあるスキッピングを可能にさせます。
カレン180は、オープンエリアからカバー周りまで幅広いシチュエーションで活躍するビッグベイトです。
おすすめのビックベイト
ビッグベイトは大型のバスを引き寄せる効果があり、圧倒的な存在感で魚を惹きつけます。
ここからは、おすすめのビッグベイトを紹介します!
ガンクラフト ジョインテットクロー178
誰もが知っている「ジョインテッドクロー178」は、S字系ビックベイトの元祖のビッグベイトです。
ジョイントの角度は浅く設定されており、クイックなアクションを引き出します。
このジョイントシステムは15年以上前に採用され、今でもS字形ビッグベイトの基準となっています。
ベイトフィッシュにそっくりなサイズ感でクリアウォーターのサイトフィッシングにも効果的です。
使い方はただ巻きを基本として、 ゆっくり巻くだけで大きくS字の蛇行アクションを見せます。
ストップ&ゴーも操作が可能で、ただ巻き後に巻きを止めてS字を描きながらストップさせます。
ジャークも効果的でリアクションで魚にスイッチを入れたい時に有効です。
キモなのがジャークの後にポーズを入れるテクニックもあります。。
今でも集魚能力が衰えない一級のビックベイトです。
デプス スライドスイマー
デカバスを常に追いかけているデプス 奥田氏プロデュース。
ソフトシェルという独自の柔らかい素材でルアーを包み込んでいる珍しいボディー。
ビックベイト特有の「カタカタカタ」と言う音もサイレントになっています。
また、特徴的な素材によりリアボディが弾性で押し戻され、実は二次的なアクションが生まれています。
ウォータースルーダクトはフェイス面から水流を取り込み、ソフトシェルに僅かなたわみを与え、独特の生命感をもたらします。
リアルさだけでなく、ソフトな動きと静かなアピールがモンスターバスにバイトをさせます。
カラーは大きく分けて5種類あります。
ナチュラル系、ゴースト系(スケルトンカラー)、膨張色系(ホワイトやチャートなど)、フラッシング系、ブラック系です。
膨張色はクリアウォーターからマッディウォーターまで幅広い状況で魚の反応が良いとされています。
動かし方はS字系の基本で、ラインの重さだけでルアーを動かし、ジャークやトゥイッチとポーズを加えます。
一誠 GCハスフラット180F
ハスフラットは、琵琶湖や河川に生息するハス(ケタバス)をモチーフにモデリングされています。
水面から半水面でボディを激しくくねらせながらアクションし、水をかくはんさせます。
デッドスローからスローリトリーブのただ巻き&ポーズで使用することが基本です。
ハスフラットは高いバランス設計によって、デッドスローから早巻きまでしっかりと対応できる点も魅力です。
スローなただ巻きでは回遊するハスのようにバスを誘惑し、早巻きでは逃げまどうハスのようにアピールします。
また、水深が浅い場所でも、ボトムノックをすることで砂煙を立たせてバイトを狙うことも可能です。
ハスフラットの凄いところは、どんなアクションでもバランスを崩さないことが大きなポイントです。
THタックル ジョイントゾーイ
近年話題となっているリアルなシルエットなどで有名なギル系ルアー。
本物のギルから型取りしたリアルベイトとして有名で、生きているかのような姿勢を再現しています。
ギル型ルアーとして非常に評価が高いルアーです。
キスバイトも絡めとるために、胸ビレからせり出したサイドフェザーフックが貴重なバイトを拾ってくれます。
よくある、側面からのつつきや威嚇行動に対して効果的です。
テールラバーやブレードなどが自然な動きを演出します。
オートマ感漂うルアーで、バスにリアルな魚の動きをアピールします。
ボディセンターから分割されたジョイントが、独特のS字アクションを生み出します。
リアルフォルムと相まって、生物そのものの動きを再現しています。
おすすめのビックベイトロッド
ビックベイトは当然重さがあるため、ロッドが耐えられるものでないとキャストはできません。
だけど、ビックベイト専用のロッドだけを購入はもったいない。
そんなあなたに、汎用性が高くビックベイトも投げられるロッドをいくつか紹介します。
シマノ ゾディアス172H-2(Zodias)
ゾディアスは、入門向けながら中級者でも満足できる性能を持つロッド。
適度な粘りを持つグラスコンポジットブランクスを採用しており、小型~中型のトップウォーターやクランクベイト、バイブレーションなどのハードプラグが使いやすいです。
特に紹介する172H-2は、42gまでのビッグルアーに対応しています1
手頃な価格と使いやすさを兼ね備えているため、初心者の方にもおすすめです。
ダイワ リベリオン(Rebellion)
リベリオンは感度アップとキャスト精度の向上を重視したロッド。
エアセンサーシートを採用した効果で感度が向上し、キャストブレも軽減。
豊富なラインナップで、ビッグベイトからベイトフィネスまで幅広い用途に対応しています。
特に651XHSB-SBは14~156gまでの様々なルアーに対応した汎用性の高いモデルです
アブガルシア ホーネットスティンガープラス(Hornet Stinger PLUS)
ホーネットスティンガープラスは、ウィードやリーズなどのベジテーションコンタクトに適したロッドです。
ビックベイトの他にスピナーベイトやチャターベイト、スイムジグからテキサスやジグのカバーゲームまで対応しています
価格と性能のバランスが良く、少し短い6.7フィートのショートレングスで接近戦に向いています。
高感度なティップとパワフルなリフティングパワーが特徴で、モンスターフィッシュとのファイトに対応します。
メガバス レバンテ(Levante)F7-72LV
レバンテF7-72LVは、適合ルアーウェイトは1/2~3oz。
ビッグベイトをラクラク振り抜く安定したキャスタビリティと、モンスターフィッシュの強烈なファイトを封じ込めるリフティングパワーが魅力です
120gまでのビッグベイトを豪快にキャストできる、パワーゲーム特化モデルでしなやかで粘りのあるブランクス。
ビッグベイトをしっかり振り抜けるキャスティング能力を備えています
ジャッカル BPM B1-C73XHSB
4oz(120g)クラスのビッグベイトやスイムベイト、アンブレラ系リグを操作することができるパワーロッド。
パワーがあるだけでなく、しなやかさや粘りも兼ね備えたブランクデザイン。
モンスターバスとのファイトでも魚をしっかりといなし、主導権を握らせないロッドとなっています。
レイドジャパン (Raid Japan) グラディエーターアンチ GA-75XXHC
ビッグバッカーのビッグベイトに適応したベイトロッドです。
重量ルアーに対応し、ランカーバス狙いのビッグベイトキャストに最適です。
またビックベイトゲームにおいて疲れやすい課題がありますが、課題改善のために疲れやストレスを感じさせない設計。
アンダーテイカー専用に作り上げたGRIP形状を採用しています。
また、脇に当てる・脇に挟むことができる長さのGRIP形状とオリジナルガイドセッティングも特徴です。
おすすめベイトリール
ビックベイトゲームをやる上で、リールの選択で大きく釣果が変わってきます。
トルクや耐久性がないことには、ビックベイトをキャストするだけでベアリングやリール全体が異常をきたします。
少し値段は高いですが、間違いのないリールを選びましょう。
シマノ・アンタレス DC
シマノのアンタレス DCは、デジタルコントロールブレーキシステムを搭載し、ビックベイトのキャスティングにおいて優れた飛距離と精度を実現します。
デジタルコントロールブレーキシステムのため、ビックベイトだけでなく通常のプラグの使用も可能。
汎用性が高く、 高い操作性と耐久性で信頼性の高いリールとして評価されています。
ダイワ・スティーズ A TW
ダイワのスティーズ A TWは、TWS(T-ウイングシステム)を採用し、ラインガイドの抵抗を減らし、飛距離とコントロール性を向上。
MAG-Z BOOSTスプールで今までダイワで出せなかった遠投性能を極限まで引き出すブーストシステムを搭載で中・重量級ルアーの遠投に最適。
軽量でありながらパワフルな巻き上げを実現し、ビックベイト釣りでの快適な使用感が得られます。
アブガルシア・Revo beast
強力なトルクでビックベイト専用と言っても過言ではありません。
耐久性が高く、大口径深溝スプールで30ポンドラインを100メートル巻けるキャパシティがあります。
アルミ製フレームで剛性と軽量化を両立。
強力なドラグ力で最大14キロのドラグ力を実現。
ビックベイトには嬉しい95ミリのパワークランクハンドルが標準装備。
羽根モノルアーについて
ビックベイトと言っても表層の釣りで威力を発揮する「羽根モノルアー」
羽根モノルアーとビックベイトでは釣り方が異なってきます。
羽根モノルアーが釣れる理由は、産卵を終えたバスが回復のためシャローに追い込み捕食ため、岸際を効果的に攻めることができます。
特に効果的なのは、梅雨や夏の季節。
また、雨の日はベイトも活性になりがちで、表層の釣りが効果的です。
羽根モノルアーを活用する細かな理由とおすすめのルアーをご紹介します。
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まとめ
今回紹介したビックベイトを使う場所や季節、使い方を解説しました。
ビックベイトを使うことは、ビックバスに出会う確率を大きくあげることを意味します。
通常のルアーやワームだとサイズを選べません。
ビックベイトとなるとサイズを選んで釣ることができます。
ビッグベイトは使い方をマスターすれば、デカバス(50cm以上)を狙うことができる最強のルアーです。
新しい釣りにチャレンジしてデカバスを釣り上げましょう!
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