ビックベイトを使う理由として、単純にモンスターバスを釣るだけだと思っていませんか?
ビックベイトを使う理由は「釣る」だけでなく「集魚能力」が高いと言うことです。
集魚力が高いと言うことは「リサーチ能力」も長けています。
使い方 | 説明 | ポイント |
---|---|---|
流れ込みの周辺 | 流れの強い場所で、ワームより勝負が早い | バックウォーターやインレット、カレント |
サイトフィッシング | 見えバスを狙って釣る | 着水音を消プレッシャーをかけない |
リサーチベイト | 初フィールドの調査 | リサーチ力が高い |
デッドスローでボトム巻き | スローリトリーブで活性の低い魚、特に冬に効果的 | しっかりアピールして威嚇バイト |
この記事では、ビックベイトの使いところを詳しく解説します。
目次
ビックベイトはいらない?
ビックベイトを使うとなると、専用のタックルが必要になります。
そこまでして、ビックベイトを使う必要があるのでしょうか?
答えは「YES!」です。
私の経験上、ビックベイトにバイトするバスは40㎝以上がほとんどです。
通常サイズのハードプラグやワームならビックバスはもちろんですが、子バスも釣れるためサイズを選べません。
ビックバスに出会って釣りたいと思えば、必然的にビックベイトを選択します。
ビックベイトを使う大きなメリット
効果 | 説明 |
---|---|
魚を引き寄せる能力が高い | 集魚力が高く、子バスとビックバスを選んで釣ることが可能 |
ポイントリサーチ | 広範囲を効率的に探索でき、広いエリアをカバー |
水面を騒がすアクション | エサを水面バイトする音のようにビッグベイトの着水音でバスに気づかせる |
とにかくバスを引き付ける集魚力。
リサーチ能力が高いため、魚がいるポイントやフィールド、エリアを探すことに優れています。
また、水面が賑やかになる夏時期は水面バイトしているバスにアピールしてモンドリアンバイトも期待ができます。
ビックベイトの時期とは?
季節 | 説明 | ポイント |
---|---|---|
春 (3月〜5月) | バスが活発になり、浅瀬で大型のビックバスがエサを狙う | 浅瀬で待ち伏せするビックバスにスローアクション |
夏 (6月〜8月) | 暑くなり流れが強い場所に集まる | カレントやインレット、バックウォーターでアピール |
秋 (9月〜11月) | バスがエサを求めて浅瀬に戻る | 浅瀬や岸際でリトリーブスピードを調整してリアクションバイト |
冬 (12月〜2月) | 水温が低くなり、バスの活性も低い | スローアクションでビッグバスに威嚇バイト |
季節ごとのビックベイトを使う場所やポイントを簡単にまとめました。
私の経験上、ビックバスはどんな場所でも「アピール力が衰えない」ことです。
存在感が違うので、流れの中であろうが存在感は消えません。
これがハードプラグやワームなら存在感が消えます。
逆にアングラーの存在感が目立ちすぎてプレッシャーをかける可能性もあります。
リップ付きビックベイトの違い
リップ付きビックベイトは根掛かり防止の役目もありますが、「移動速度を抑える」効果もあります。
特に冬の釣りに効果的とです。
水を押すことで移動速度を抑えることができ、じっくりアピールすることでバスもイライラして、威嚇バイトに持ち込むことができます。
通常のビックベイトだと移動速度を抑えることはできません。
リップ付きビックベイトを場所や季節で使い分けることで、釣れる可能性も大きくなります。
リップ付きビックベイトをいくつか紹介します。
ファットラボ ネコソギDRS
代表的なルアーとして「ファットラボ ネコソギDRS」です。
超低速のスローアプローチを行うことが可能で、低水温期の冬でゆっくり攻めることができるルアーです。
冬の琵琶湖で爆発的な人気がでて、とんでもない釣果を叩き出しました。
今でも冬のビックベイトと言えば、ネコソギの名前がよく出るほど有名となりました。
とにかく移動速度を抑えて、低活性なバスにも口を使わせることができるビックベイトです。
ブルドーズ160
ギル型のビックベイト。
好んでギルを捕食しているデカバスに効果的。
体高のあるボディーで強烈なフラッシングを行うとともに、内蔵された大型のラトルが威嚇サウンドを鳴らし、威嚇バイトを誘います。
ポーズ時に頭上がりの姿勢でライズアップするので、ストップ&ゴーや障害物に接触した時の食わせ、移動距離を抑えた威嚇バイトと言った非常に効果的なルアーです。
ソフトビックベイトの重要性
ビックベイトはハードプラグだけではありません。
ソフト素材のビックベイトもあります。
ハードプラグのビックベイトではジョイントがあるため「カタカタカタ」と音がなり、それがメリットでもあり、デメリットになります。
ソフト素材だと音がなく、プレッシャーをかけないメリットもあります。
また、ビックベイトが持つ圧倒的存在感に加え、ソフト素材特有のナチュラルな動きもあるため、チェイスで終わらせないバイトも期待できます。
その中でも、オススメするスイムベイト(1オンス以上)を1つ紹介します。
OSP カレン180
OSP 並木氏がプロデュースしたソフトビックベイト。
全長:180mm、重量:50g。
カレン180の一番の特徴はハイブリッドデザインで、ヘッド部分がハードプラグ、ボディ部分がワーム素材のハイブリッドビッグベイト。
投げて巻くだけで釣れるビッグベイトを目指して作られており、ただ巻きすると滑らかにアクションしてリアルな魚の動きでバスを誘います。
カレン180は幅広なスクエアリップを持ち、ほど良い巻き感でありながらスクエアリップ特有の高いカバー回避性能を発揮します。
尾側のソフトマテリアルボディは、多連ジョイントベイト以上にナチュラルな曲線でくねりつつ、圧倒的伸び代のあるスキッピングを可能にさせます。
カレン180は、オープンエリアからカバー周りまで幅広いシチュエーションで活躍するビッグベイトです。
おすすめのビックベイト
ビッグベイトは大型のバスを引き寄せる効果があり、圧倒的な存在感で魚を惹きつけます。
ここからは、おすすめのビッグベイトを紹介します!
ガンクラフト ジョインテットクロー178
誰もが知っている「ジョインテッドクロー178」は、S字系ビックベイトの元祖のビッグベイトです。
ジョイントの角度は浅く設定されており、クイックなアクションを引き出します。
このジョイントシステムは15年以上前に採用され、今でもS字形ビッグベイトの基準となっています。
ベイトフィッシュにそっくりなサイズ感でクリアウォーターのサイトフィッシングにも効果的です。
使い方はただ巻きを基本として、 ゆっくり巻くだけで大きくS字の蛇行アクションを見せます。
ストップ&ゴーも操作が可能で、ただ巻き後に巻きを止めてS字を描きながらストップさせます。
ジャークも効果的でリアクションで魚にスイッチを入れたい時に有効です。
キモなのがジャークの後にポーズを入れるテクニックもあります。。
今でも集魚能力が衰えない一級のビックベイトです。
デプス スライドスイマー
デカバスを常に追いかけているデプス 奥田氏プロデュース。
ソフトシェルという独自の柔らかい素材でルアーを包み込んでいる珍しいボディー。
ビックベイト特有の「カタカタカタ」と言う音もサイレントになっています。
また、特徴的な素材によりリアボディが弾性で押し戻され、実は二次的なアクションが生まれています。
ウォータースルーダクトはフェイス面から水流を取り込み、ソフトシェルに僅かなたわみを与え、独特の生命感をもたらします。
リアルさだけでなく、ソフトな動きと静かなアピールがモンスターバスにバイトをさせます。
カラーは大きく分けて5種類あります。
ナチュラル系、ゴースト系(スケルトンカラー)、膨張色系(ホワイトやチャートなど)、フラッシング系、ブラック系です。
膨張色はクリアウォーターからマッディウォーターまで幅広い状況で魚の反応が良いとされています。
動かし方はS字系の基本で、ラインの重さだけでルアーを動かし、ジャークやトゥイッチとポーズを加えます。
一誠 GCハスフラット180F
ハスフラットは、琵琶湖や河川に生息するハス(ケタバス)をモチーフにモデリングされています。
水面から半水面でボディを激しくくねらせながらアクションし、水をかくはんさせます。
デッドスローからスローリトリーブのただ巻き&ポーズで使用することが基本です。
ハスフラットは高いバランス設計によって、デッドスローから早巻きまでしっかりと対応できる点も魅力です。
スローなただ巻きでは回遊するハスのようにバスを誘惑し、早巻きでは逃げまどうハスのようにアピールします。
また、水深が浅い場所でも、ボトムノックをすることで砂煙を立たせてバイトを狙うことも可能です。
ハスフラットの凄いところは、どんなアクションでもバランスを崩さないことが大きなポイントです。
THタックル ジョイントゾーイ
近年話題となっているリアルなシルエットなどで有名なギル系ルアー。
本物のギルから型取りしたリアルベイトとして有名で、生きているかのような姿勢を再現しています。
ギル型ルアーとして非常に評価が高いルアーです。
キスバイトも絡めとるために、胸ビレからせり出したサイドフェザーフックが貴重なバイトを拾ってくれます。
よくある、側面からのつつきや威嚇行動に対して効果的です。
テールラバーやブレードなどが自然な動きを演出します。
オートマ感漂うルアーで、バスにリアルな魚の動きをアピールします。
ボディセンターから分割されたジョイントが、独特のS字アクションを生み出します。
リアルフォルムと相まって、生物そのものの動きを再現しています。
羽根モノルアーも効果的
ビックベイトと言っても表層の釣りで威力を発揮する「羽根モノルアー」
羽根モノルアーとビックベイトでは釣り方が異なってきます。
羽根モノルアーが釣れる理由は、産卵を終えたバスが回復のためシャローに追い込み捕食ため、岸際を効果的に攻めることができます。
特に効果的なのは、梅雨や夏の季節。
また、雨の日はベイトも活性になりがちで、表層の釣りが効果的です。
羽根モノルアーを活用する細かな理由とおすすめのルアーをご紹介します。
さらに詳しく
まとめ
ビックベイトは集魚力とアピール力が高く、ビックバスのキャッチ率が大きく上がります。
使い方と場所を間違うことなく、季節ごとで操作方法を変えることでバスと出会う確率も上がります。
実際にビックベイトを使うことで、その後の釣りにも大きく影響を与えました。
誤った考えや固定概念を捨てることで、新しい釣り方を覚えることができます。
一年を通してビックベイトの深さを追求してみてください。