バスフィッシングでは、ルアーの選び方が釣果を大きく左右します。
特にバズベイトとスピナーベイトは多くのアングラーに愛用されていますが、一見似ているこの2つのルアーには重要な違いがあります。
この2つのルアーの違いを知っている・知っていないでは大きく釣果が変わってきます。
項目 | バズベイト | スピナーベイト |
---|---|---|
釣果の違い | 水面での派手なアクションでビッグバスを狙う。モンドリアンバイトが期待できる。 | 広い範囲のバスを効率よく釣る。大きさに関わらず数を狙うのに向いている。 |
使用技術の差 | 水面での引き方が重要。リトリーブの速さやロッドの操作で水面の騒音を調整する。 | 水中での深さや速度の調整が必要。ブレードの回転を保ちながら、様々な水深を攻める。 |
季節や天候による適性 | 夏の暑い時期や曇りの日に効果的。 | 春や秋の涼しい時期、風のある日にも安定して使える。 |
水深や水質による効果 | 表層や浅い水域で有効。きれいな水質でより効果を発揮。 | 様々な水深で使用可能。濁った水でも効果がある。 |
この記事では、バズベイトとスピナーベイトの違いを詳しく解説し、あなたのバスフィッシングスキルを役立つ知識をお伝えします。
目次
バズベイトとスピナーベイトの基本
バズベイトは水面を激しく撹拌し、バスの攻撃本能を大きく刺激するルアーです。
一方、スピナーベイトは水中で回転するブレードによって、バスへのアピールで視覚と波動で大きく刺激します。
この2つのルアーは、それぞれ異なる方法でバスを誘います。
バズベイトは1960年代に登場し、当初は木製のプロペラを使用していました。
その後、プラスチック製のスカートが追加され、現在の形になりました。
スピナーベイトはさらに古く、1950年代から使用されています。
最初は単純な形でしたが、徐々にダブルウィロータイプやコロラドブレードなど、様々な種類が生まれました。
バズベイトとは?特徴と使い方
バズベイトは、プロペラ状のブレード、スカート、フックで構成されています。
このデザインにより、水面を激しく撹拌し、大きな水音と水しぶきを作り出します。
水面を速く引くことで、プロペラが回転し、特徴的な「音」を出します。
この音と水しぶきがバスのを刺激し、派手なバイトを誘います。
項目 | 説明 |
---|---|
プロペラの数と大きさ | シングルプロペラ:静かな水面で使う。 ダブルプロペラ:水が騒がしい時や大きな音を立てたい時に使う。 |
スカートの色や材質 | 水の色や天気で選ぶ。 晴れた日は自然な色、曇った日や水が濁っている時は明るい色が良い。 |
効果的な状況 | 夏の朝早くや夕方、バスが水面近くでよく動く時に使う。 曇ったり風が強い日や、水面が波立っている時がチャンス。 |
使う場所 | カバーの周りや岸に近い浅い場所。 |
狙い方 | 水面でバスが食いつく瞬間を狙う攻撃的な釣りに向いている。 |
バズベイトのおすすめ
バズベイトは水面を激しく撹拌し、バスを誘う強烈なアピール力が特徴。
おすすめのバズベイトを紹介します。
ジャッカル デラバズ
デラバズは、その優れた水噛みと安定した飛行姿勢で人気の高いバズベイトです。
3/8ozの重さで、キャスタビリティに優れ、扱いやすいのが特徴。音の質も良く、バスを引き寄せるのに十分なアピール力を持っています。
レイドジャパン マスタブラスタ
アルミパイプを巻いたワイヤーにペラを装着し、金属が擦れる音を調律することで、柔らかな音質を追求しています。
また、リベットが楕円形状になっており、接点を増やす仕組みが施されています。
一誠 AKバズ
私の超がつくほどのオススメ!
オカッパリ使用に特化しており、長い距離をノンストレスで飛ばすことができます。
フロントブレードは遠投先でも浮上しやすく、水面をキープする設計になっており、バスを引き寄せる魔力を持っていると評されています。
右カーブ・左カーブの2パターンがあるので、商品を選ぶときは注意しましょう。
人気商品のため、あるうちに購入がおすすめ!
右カーブバージョン↓
左カーブバージョン↓
スピナーベイトとは?特徴と使い方
スピナーベイトは、ワイヤーフレーム、回転するブレード、スカート、フックで構成されています。
この設計により、水中で安定して泳ぎ、ブレードの回転による振動を生み出します。
水中を引くと、ブレードが回転してフラッシングと振動を発生させます。
この視覚的刺激と波動でバスの興味を引き、バイトを誘発します。
項目 | 説明 |
---|---|
基本構造 | ワイヤーフレーム、回転するブレード、スカート、フックでできていて、水中で安定して泳ぐ。 |
ブレードの役割 | 引くとブレードが回転して、光を反射させたり、振動を生み出したりして、バスを引き寄せる。 |
効果的な選び方 | ・ブレードの形:ウィロー、コロラド、インディアナ ・ブレードの数:シングル、ダブル、トリプル ・スカートの色とデザイン ・ヘッドの重さと形 |
効果的な使い方 | ・春や秋の水温が低い時 ・濁った水や暗い環境で ・カバーや水中の障害物がある場所 ・広い範囲を効率よく探る時 |
スピナーベイトの効果的な使い方
スピナーベイトは非常に多機能なルアーで、その使い方によってさまざまな状況に対応できます。
基本~応用までスピナーベイトの使い方をご紹介します。
ただ巻き
最も基本的な使い方で、リールを一定の速度で巻き上げるだけです。
ただし、ただ巻きと言っても考えもせずリールハンドルを回したらいいわけではありません。
ブレードの回転から発せられる振動をラインを通じてティップで捉えることが大事です。
また、グリップから伝わる触覚でスピナーベイトの水中の状態がどんなものなのかイメージがとても重要です。
さらにスピナーベイトの詳しい使い方の説明はこちらから↓
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オススメのスピナーベイト
スピナーベイトと言っても沢山あります。
「何を使っていいかわからない」と言うあなたに紹介します。
ジャッカル デラスピン
ジャッカルのデラスピンは、ひと口サイズのコンパクトボディが特徴で、野池などの小規模フィールドで使いやすいスピナーベイトです。
スピナーベイト初心者や数釣りを楽しみたい方におすすめです。
ダイワ スティーズスピナーベイト
ダイワのスティーズスピナーベイトは、薄いブレードとテーパードワイヤーにより細かいバイブレーションを感じられます。
レスポンスが良く、気持ちよく巻けるスピナーベイトです。
カエスランカ
カエスのランカは、ノッキングブレードシステムを採用したスピナーベイトで、イレギュラーなアクションを生み出し、バイトを誘発させます。
アクション性の高い釣り方をしたい方におすすめです。
シマノ バンタム スウェジーストロング DW
シマノのバンタム スウェジーストロング DWは、遠投・広範囲探索に最適なスピナーベイトです。
ダブルウィロータイプで、空気抵抗を逃がす飛行姿勢で遠投が可能で、広範囲に探れるスピナーベイトです。
ボトムアップ ビーブル
ビーブルに搭載されているオリジナルブレードは、ハイレスポンスで強く水を攪拌します。
このブレードとスプリッターの組み合わせが、アクション性と食わせ能力を高めています。
また、ビーブルはスローなカーブフォールを活用したテクニックで効果を発揮します。
カバー際のブッシュやエグレに撃ち込んで、着水直後からバイトを誘発も可能。
ハイアピールなルアーでありながら、食わせる力も強いと感じられます。
特に水温低下時やバイトが遠い状況でも釣れることがあります。
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バズベイトとスピナーベイトの使い分け
私の経験上、バズベイトとスピナーベイトの使い分けは明確に分かれています。
表でまとめたので参考にしてください。
項目 | バズベイト | スピナーベイト |
---|---|---|
魚の活性による選択 | バスの活性が高く、水面バイトが明らかなとき | 水面バイトがなく低活性で慎重にアプローチ |
釣り場に応じた使い分け | 水草が多い場所やシャロー | ハードボトムやストラクチャーが多い場所や濁った水域 |
時間帯による使い分け | 早朝や夕方のまずめ狙い | 日中の明るい時間帯 |
狙うポイント | ピンポイントでシャローを狙う釣り | 広範囲をじっくりと探りながら釣り |
チャターベイトは釣れない?
今までの説明で、スピナーベイトとバズベイトの使い方はわかったと思います。
では、あなたは今「チャターベイト」について疑問に思っていませんか?
同じブレードやワイヤーを使っているなら、チャターベイトはどうなのか。
チャターベイトも、また使い方を間違えなければ大爆釣となります。
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まとめ
項目 | バズベイト | スピナーベイト |
---|---|---|
釣り場の環境(水深、水質、カバーの有無) | 浅い水域、カバーの周り、水面でバスが活発な場所。 | カバーや水中障害物の周り、中~深場でも効果的。広い範囲を探る時に向いている。 |
季節と天候 | 夏の早朝や夕方、曇りの日や風のある日。 | 春や秋、水温が低い時。濁った水や曇りの日に強い。 |
バスの活性度 | 水面近くで活発に動いているバスを狙う。 | バスが中層から深い場所にいる時も探れる。広範囲のバスを効率的に探せる。 |
自分の釣りスタイルと技術レベル | 攻撃的な水面釣りを楽しみたい時におすすめ。比較的シンプルで使いやすい。 | 広い水域を探りたい、障害物をかわしながら釣りたい時に向いている。少し技術が必要。 |
両ルアーの特徴を生かした釣りの戦略としては、時間帯や場所に合わせて使い分けることが効果的です。
例えば、早朝はバズベイトで攻撃的に攻め、日中はスピナーベイトでじっくり探るなど、状況に応じた柔軟な対応が大切です。
この2つのルアーの特性を理解し、様々な状況で使いこなせるようになれば、楽しいバズフィッシングが実現するはずです。