ビックベイトの出しどころは、釣り人の間で常に話題となるテーマのひとつです。
特に、時期(季節)によってその効果が大きく変わるため、使いどころを理解することが大切。
季節 | 説明 | ポイント |
---|---|---|
春 (3月〜5月) | バスが活発になり、浅瀬で大型のビックバスがエサを狙う | 浅瀬で待ち伏せするビックバスにスローアクション |
夏 (6月〜8月) | 暑くなり流れが強い場所に集まる | カレントやインレット、バックウォーターでアピール |
秋 (9月〜11月) | バスがエサを求めて浅瀬に戻る | 浅瀬や岸際でリトリーブスピードを調整してリアクションバイト |
冬 (12月〜2月) | 水温が低くなり、バスの活性も低い | スローアクションでビッグバスに威嚇バイト |
結論から言えば、「春」と「秋」が一番効果的です。
この記事では、ビックベイトを使う季節ごとの戦略と、その必要性について詳しく解説します。
目次
春のビックベイト
春はバスが活発になり、産卵前のビックバスを狙う絶好のチャンスです。
この時期にビックベイトを使用することで、サイズの大きなバスを引き寄せることができます。
春のバスは水温が低いこともあり基本的に低活性ですが、その中でもビックバスは体力があるため早めにエサを求めて動きます。
ビックベイトの動かし方としては、水面が割れるバイトより、やや深水気味でスローリトリーブがおすすめ。
長年ビックベイトを使用していますが、水面炸裂バイトはあまり経験がありません。
秋のビックベイト
秋はバスが冬に備えて餌を求める季節です。
俗にいう「荒食い」。
この時期はベイトを追いかけるバスの活性が高く、水面のバイトをよく目にします。
想像してください。
ビックベイトをキャストして水面が割れるリアクションでバスにスイッチを入れる。
活性が高い食欲旺盛なバスが反応して追いかける。
イメージできるはずです。
春とは違ってやや早めのリトリーブ気味でアクションをすることをおすすめします。
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ビックベイトはいらない?
ビックベイトを扱うと専用のタックルが必要になると思いがちですが、そんなわけではありまえん。
汎用性の高いロッドで問題はありまえせん。
でも、ロッドを準備してまでビックベイトを使う必要があるのでしょうか?
答えは「YES!」です。
通常サイズのハードプラグやワームならビックバスはもちろんですが、子バスも釣れるためサイズを選べません。
ビックベイトは他のルアーでは反応しないようなバスを引き出すことができます。
特に「春」の効果は絶大です。
ビックバスに出会って釣りたいと思えば、必然的にビックベイトを選択します。
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ビックベイトの放置
ビックベイトだけで、かなりの存在感を放ちます。
キャストして着底した音だけで、バスを呼ぶこともできます。
そのまま、ビックベイトを一定時間放置することでバスに警戒心を与えずバイトを狙えることもあります。
特に、クリアウォーターではこのテクニックが効果的です。
おすすめするビックベイトの一覧
今まで紹介したビックベイトも含め、使いやすいビックベイトを紹介します。
基本的な操作とちょっとしたテクニックだけで、最高の一匹に出会えるでしょう!
ガンクラフト ジョインテットクロー178
誰もが知っている「ジョインテッドクロー178」は、S字系ビックベイトの元祖のビッグベイトです。
ジョイントの角度は浅く設定されており、クイックなアクションを引き出します。
このジョイントシステムは15年以上前に採用され、今でもS字形ビッグベイトの基準となっています。
ベイトフィッシュにそっくりなサイズ感でクリアウォーターのサイトフィッシングにも効果的です。
使い方はただ巻きを基本として、 ゆっくり巻くだけで大きくS字の蛇行アクションを見せます。
ストップ&ゴーも操作が可能で、ただ巻き後に巻きを止めてS字を描きながらストップさせます。
ジャークも効果的でリアクションで魚にスイッチを入れたい時に有効です。
キモなのがジャークの後にポーズを入れるテクニックもあります。。
今でも集魚能力が衰えない一級のビックベイトです。
デプス スライドスイマー
デカバスを常に追いかけているデプス 奥田氏プロデュース。
ソフトシェルという独自の柔らかい素材でルアーを包み込んでいる珍しいボディー。
ビックベイト特有の「カタカタカタ」と言う音もサイレントになっています。
また、特徴的な素材によりリアボディが弾性で押し戻され、実は二次的なアクションが生まれています。
ウォータースルーダクトはフェイス面から水流を取り込み、ソフトシェルに僅かなたわみを与え、独特の生命感をもたらします。
リアルさだけでなく、ソフトな動きと静かなアピールがモンスターバスにバイトをさせます。
カラーは大きく分けて5種類あります。
ナチュラル系、ゴースト系(スケルトンカラー)、膨張色系(ホワイトやチャートなど)、フラッシング系、ブラック系です。
膨張色はクリアウォーターからマッディウォーターまで幅広い状況で魚の反応が良いとされています。
動かし方はS字系の基本で、ラインの重さだけでルアーを動かし、ジャークやトゥイッチとポーズを加えます。
ブルドーズ160
ギル型のビックベイト。
好んでギルを捕食しているデカバスに効果的。
体高のあるボディーで強烈なフラッシングを行うとともに、内蔵された大型のラトルが威嚇サウンドを鳴らし、威嚇バイトを誘います。
ポーズ時に頭上がりの姿勢でライズアップするので、ストップ&ゴーや障害物に接触した時の食わせ、移動距離を抑えた威嚇バイトと言った非常に効果的なルアーです。
おすすめのビックベイトロッド
ビックベイトは当然重さがあるため、ロッドが耐えられるものでないとキャストはできません。
だけど、ビックベイト専用のロッドだけを購入はもったいない。
そんなあなたに、汎用性が高くビックベイトも投げられるロッドをいくつか紹介します。
シマノ ゾディアス172H-2(Zodias)
ゾディアスは、入門向けながら中級者でも満足できる性能を持つロッド。
適度な粘りを持つグラスコンポジットブランクスを採用しており、小型~中型のトップウォーターやクランクベイト、バイブレーションなどのハードプラグが使いやすいです。
特に紹介する172H-2は、42gまでのビッグルアーに対応しています1
手頃な価格と使いやすさを兼ね備えているため、初心者の方にもおすすめです。
ダイワ リベリオン(Rebellion)
リベリオンは感度アップとキャスト精度の向上を重視したロッド。
エアセンサーシートを採用した効果で感度が向上し、キャストブレも軽減。
豊富なラインナップで、ビッグベイトからベイトフィネスまで幅広い用途に対応しています。
特に651XHSB-SBは14~156gまでの様々なルアーに対応した汎用性の高いモデルです
アブガルシア ホーネットスティンガープラス(Hornet Stinger PLUS)
ホーネットスティンガープラスは、ウィードやリーズなどのベジテーションコンタクトに適したロッドです。
ビックベイトの他にスピナーベイトやチャターベイト、スイムジグからテキサスやジグのカバーゲームまで対応しています
価格と性能のバランスが良く、少し短い6.7フィートのショートレングスで接近戦に向いています。
高感度なティップとパワフルなリフティングパワーが特徴で、モンスターフィッシュとのファイトに対応します。
メガバス レバンテ(Levante)F7-72LV
レバンテF7-72LVは、適合ルアーウェイトは1/2~3oz。
ビッグベイトをラクラク振り抜く安定したキャスタビリティと、モンスターフィッシュの強烈なファイトを封じ込めるリフティングパワーが魅力です
120gまでのビッグベイトを豪快にキャストできる、パワーゲーム特化モデルでしなやかで粘りのあるブランクス。
ビッグベイトをしっかり振り抜けるキャスティング能力を備えています
ジャッカル BPM B1-C73XHSB
4oz(120g)クラスのビッグベイトやスイムベイト、アンブレラ系リグを操作することができるパワーロッド。
パワーがあるだけでなく、しなやかさや粘りも兼ね備えたブランクデザイン。
モンスターバスとのファイトでも魚をしっかりといなし、主導権を握らせないロッドとなっています。
レイドジャパン (Raid Japan) グラディエーターアンチ GA-75XXHC
ビッグバッカーのビッグベイトに適応したベイトロッドです。
重量ルアーに対応し、ランカーバス狙いのビッグベイトキャストに最適です。
またビックベイトゲームにおいて疲れやすい課題がありますが、課題改善のために疲れやストレスを感じさせない設計。
アンダーテイカー専用に作り上げたGRIP形状を採用しています。
また、脇に当てる・脇に挟むことができる長さのGRIP形状とオリジナルガイドセッティングも特徴です。
おすすめベイトリール
ビックベイトゲームをやる上で、リールの選択で大きく釣果が変わってきます。
トルクや耐久性がないことには、ビックベイトをキャストするだけでベアリングやリール全体が異常をきたします。
少し値段は高いですが、間違いのないリールを選びましょう。
シマノ・アンタレス DC
シマノのアンタレス DCは、デジタルコントロールブレーキシステムを搭載し、ビックベイトのキャスティングにおいて優れた飛距離と精度を実現します。
デジタルコントロールブレーキシステムのため、ビックベイトだけでなく通常のプラグの使用も可能。
汎用性が高く、 高い操作性と耐久性で信頼性の高いリールとして評価されています。
ダイワ・スティーズ A TW
ダイワのスティーズ A TWは、TWS(T-ウイングシステム)を採用し、ラインガイドの抵抗を減らし、飛距離とコントロール性を向上。
MAG-Z BOOSTスプールで今までダイワで出せなかった遠投性能を極限まで引き出すブーストシステムを搭載で中・重量級ルアーの遠投に最適。
軽量でありながらパワフルな巻き上げを実現し、ビックベイト釣りでの快適な使用感が得られます。
アブガルシア・Revo beast
強力なトルクでビックベイト専用と言っても過言ではありません。
耐久性が高く、大口径深溝スプールで30ポンドラインを100メートル巻けるキャパシティがあります。
アルミ製フレームで剛性と軽量化を両立。
強力なドラグ力で最大14キロのドラグ力を実現。
ビックベイトには嬉しい95ミリのパワークランクハンドルが標準装備。
バス釣りにトレースコースについて
釣れるルアーだけを用意してもトレースコースがわからなければ魚は釣れませんし、ルアーをやみくもに投げて釣れるものではないです。
よく「このルアー・ワームがハマった」といってポテンシャルを強調しているものを目にします。
ですが、使っているルアーのポテンシャルを最大限引き出すには、ポイントやエリアを理解していないとバスは釣れません。
ポイントやエリアを理解して、ルアーのトレースコースを考えてキャストを心がけてみて下さい。
当たり前ですが、バスがいないところにキャストしても釣れるわけはないです。
トレースコースの基本
バス釣りの「トレースコース」とは、ルアーを引いてくる軌跡のことです。
これを意識することで、釣果が大きく変わります。
トレースコースをミスしたら釣れるバスも釣れません。
エリア別でバスの動きも含め解説します。
もっと詳しいトレースコースについて
まとめ
ビックベイトは、バス釣りにおいて強力な武器です。
季節や環境を理解することで、ビックベイトの出しどころがわかってきます。
ビッグベイトは使い方をマスターすれば、デカバス(50cm以上)を狙うことができる最強のルアーです。
新しい釣りにチャレンジしてデカバスを釣り上げましょう!
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