MENU

佐久間ダムおかっぱりバス釣り攻略ガイド

佐久間ダムおかっぱりバス釣り攻略ガイド

佐久間ダムでバス釣りをしようと調べると、静岡県のダムと千葉県のダムが混ざって出てきます。遊漁券がいるのかどうかも、はっきり書いたページが見当たりません。

千葉県鋸南町の佐久間ダムには、遊漁料の対象になる漁業権が設定されていません。

この記事では、遊漁券がいらない理由と岸から狙える地形、季節ごとの狙い方を整理します。読み終えるころには、当日の持ち物と歩く順番が決まっているはずです。

目次

佐久間ダムのバス釣りは遊漁券より駐車場を先に考える

佐久間ダムの地形図。南西端に堤体があり、湖はそこから北へ細長く伸びている。周囲は等高線の詰まった丘陵地
出典:地理院タイル(国土地理院)を加工して作成

佐久間ダムのバス釣りに、遊漁券も入漁料もいりません。千葉県が漁業権を設定していない水域だからです。そのぶん気を配ることになるのが駐車場で、桜と水仙の季節には花見の来訪者と場所を分け合うことになります。

千葉県鋸南町にある農業用のダム

佐久間ダムは千葉県安房郡鋸南町にある農業用のダムです。大崩地区に造られ、貯水量は127万トンあります。

同じ名前のダムが静岡県と愛知県の県境にもあり、検索するとどちらも出てきます。この記事が扱うのは千葉県側のダムで、両者は別の水系にあり、場所も遠く離れています。

湖畔は佐久間ダム湖親水公園として整備され、散策路が設けられています。公共交通で向かうなら、JR内房線の保田駅から町営循環バスで約25分です。

釣果データベースのアングラーズには1,796件の投稿があり、直近1か月もブラックバスの報告が上がっています。

遊漁料の対象になる漁業権がない

遊漁券がいるのは、第五種共同漁業権が設定された区域で、その漁業権の対象になっている魚種を釣る場合です。漁協が稚魚を放流して魚を増やしており、その費用に遊漁料が充てられます。

千葉県で漁業権が設定されている内水面は、養老川や小櫃川などの河川と、手賀沼・印旛沼といった沼に限られます。佐久間ダムはこの概略図に含まれていません。

出典:千葉県 漁業権漁場概略図(内水面)

さらに千葉県は、漁業権のある水域であってもブラックバスを釣るだけなら遊漁券はいらないとしています。ただしコイやフナを一緒に釣ってしまう場合は必要です。千葉県内のほかの釣り場へ足を延ばすときは、この違いが効いてきます。

出典:千葉県 遊漁のルールに関するよくある問合せ

漁業権がないことは、決まりがないことを意味しません。釣りざお以外の漁具や漁法には千葉県漁業調整規則による制限があり、公園としての利用ルールも別にあります。

釣ったバスは生きたまま持ち出せない

ブラックバスは特定外来生物に指定されています。飼育や運搬は原則として禁止されているため、クーラーボックスに入れて生きたまま持ち帰る行為も、この禁止に含まれます。

一方で、釣った魚をその場で放す行為は規制の対象になりません。環境省もキャッチアンドリリースは規制対象外だと示しています。

出典:環境省「規制の内容」

ただし生かしたまま持ち出して別の水域へ放つことは、野外への放出にあたり禁止されています。

千葉県内水面漁場管理委員会の指示にも、外来魚の再放流を禁じるものが見当たりません。ただし山梨県のように再放流そのものを禁止している自治体もあるため、他の湖と同じ感覚で判断しないでください。

桜と水仙の時期は駐車場が混み合う

湖畔と大崩地区の駐車場は台数に限りがあります。公園を運営する管理組合は、釣りで訪れる人にも乗り合いや公共交通を呼びかけています

散策路には約2,200本の桜が植えられており、4月上旬の桜まつりには多くの人が訪れます。ダムより上流の大崩地区は「をくづれ水仙郷」として知られ、12月上旬から1月下旬にもにぎわいます。花の見ごろと重なる週末は特に混み合います。

ゴミの持ち帰りへの協力も求められています。

人が多い場所では竿を出さない

佐久間ダムのまわりには、じゃぶじゃぶ池や八つ橋、モニュメント広場といった親水施設が整備されています。大人も子どもも遊べる公園として作られた場所です。

こうした施設のまわりでは竿を出さない、という判断が要ります。ルアーには針が付いていて、投げる動作の後ろに人がいると事故につながります。

釣りができる場所と、人が集まる場所を分けて歩く。それだけで余計なトラブルを避けられます。

佐久間ダムのおかっぱりは岸を歩いて変化を探す

佐久間ダムの空中写真。堤体は草に覆われた斜面で、湖のまわりは森林と段々畑になっている
出典:地理院タイル(国土地理院)を加工して作成

佐久間ダムのおかっぱりは、一か所で粘るより移動しながら探す形になります。親水公園として散策路が整備されていて、歩いて移動しやすいためです。朝のうちは水通しのよい場所から入り、日が高くなったら日陰へ移ると、時間帯の変化に合わせやすくなります。

流れ込み

上流から水が流れ込む場所は、湖の中でも水が動く数少ない区間です。酸素とエサが運ばれるため、魚が寄る条件がそろいます。

雨のあとは濁りが入って水温も動くため、魚の付き場が変わります。前に来たときと同じ場所で反応が無くても、少しずらすと当たることがあります。

水際の地形は公開されている資料では分かりません。無理に降りず、上から見て届く範囲で組み立てるほうが安全です。

岸沿いの変化

岸を歩いていると、地形が単調に続く区間と、何かが変わる区間があります。張り出した木の陰、崩れた斜面、水中に倒れ込んだ木といったものです。

バスはこうした変化のそばに着くことが多いとされます。変化を見つけたら数投で切り上げて次へ移るのが、歩いて探すときの組み立て方です。

人の手が入った区間と離れた区間

湖畔には親水公園の施設が集まる区間と、そこから離れた区間があります。じゃぶじゃぶ池や八つ橋のまわりは人が多く、キャンプ場が開く5月1日から11月30日はさらに増えます。

竿を出せる場所は時期によって変わります。人の少ない区間を先に回り、施設のまわりを避けて組み立てるほうが無理がありません。

ダムの堤体も管理施設です。立入が制限されている範囲があれば、そちらが優先されます。

佐久間ダムのバス釣りは季節で狙う場所が変わる

佐久間ダムは農業用のダムで、農業用水を使うのは4月から9月にかけてです。貯水量は127万トンで、小さな水域は気温の影響が水温に出やすいとされます。季節が進むと、バスが着く場所は短い期間で入れ替わります。

春(3〜5月)

水温が上がりはじめると、バスは産卵に向けて浅い場所へ寄ってきます。日当たりのよい岸や、水深がなだらかに変わる場所が目安になります。

小さな水域は水温が上がるのも早いため、周囲の大きな湖より季節の進行が前倒しになることがあります。

産卵期の魚は体力を使っています。長く水から上げず、写真を撮ったら早めに戻すほうがよいとされます。

夏(6〜8月)

水温が上がりきると、バスは日陰や水通しのよい場所に移ります。張り出した木の下、流れ込みの周辺、風が当たって水面が波立つ岸などです。

日中は人も多くなります。朝夕のまずめ(日の出前後と日没前後の薄明の時間帯)に絞って歩くと、暑さと混雑の両方を避けられます。

秋(9〜11月)

水温が下がりはじめると、バスは岸の広い範囲に散らばります。夏のように日陰へ固まらないぶん、どこにいてもおかしくない状態になります。

秋は歩く距離がそのまま手数の差になります。エサとなる小魚を追って動くため、水面に波紋が出ていないかを見ながら歩くと手がかりになります。

10月に入ると農業用水の利用が終わります。千葉県が県内の農業用ダムの貯水状況を公開しているので、出かける前に水の量を確かめられます。

秋が深まると水温の下がり方が早まります。小さな水域ほど変化が急に出るとされるので、11月に入ったら少し深いところも探ってみてください。

冬(12〜2月)

水温が下がりきると、バスの動きは鈍くなります。反応が出る時間帯も短くなり、一日探しても数回しかチャンスがないことがあります。

深い場所や、日が当たって水温が少しでも上がる岸が目安になります。動かさずに見せる時間を長くとる釣り方が合うとされます。

水仙の見ごろと重なる時期でもあります。駐車場は花の見物客と分け合うことになります。

季節ごとのバスの動きそのものは、湖を問わない形で別にまとめています。

佐久間ダムのバス釣りは歩きながら投げ続けるワームが軸になる

佐久間ダムに持っていくルアーを1つに絞るなら、ワームです。岸を移動しながら探す釣りになるため、投げる回数を稼げて、根がかりで足を止めにくいものが合います。ハードルアーとトップウォーターは、時間帯と季節に応じて足す形になります。

ワーム系リグ

スティックワームとクロー系ワーム、クランクベイト、スピナーベイトが並んだ様子

ワームは細かく動かさなくても水中で自然に見える形が多く、歩きながら次々と投げていく釣りに向いています。リグとは、ワームと錘や針を組み合わせた仕掛けのことです。

軽い仕掛けで手数を優先するのが、この湖での基本になります。岸沿いの変化をゆっくり探れるネコリグや、底を取りながら移動できるダウンショットが扱いやすい選択肢です。

濁りが入っているときは、輪郭のはっきりした色に替えると見つけてもらいやすくなります。

ハードルアー

苔むした岩の上に置かれたシャッド系ハードルアー

ハードルアーは、樹脂や金属でできた硬いルアーの総称です。巻いて探れるぶん、同じ時間で通せる距離が長くなります。

魚がいるかどうかを先に確かめる使い方が合います。反応が出た場所をワームで探り直すと、歩く順番を組み立てやすくなります。

ただし障害物の多い岸では根がかりが増えます。回収できない場所へ投げ込むと、糸とルアーを湖に残すことになります。

トップウォーター

水面を意識させるペンシルベイトのクローズアップ

水面で誘うトップウォーターは、水温が上がる時期の朝夕に出番があります。バスが上を意識している時間帯なら、深さを探る手間がいりません。

出るか出ないかがはっきり分かるのも利点です。反応が無ければ短い時間で見切って、別の釣り方へ移れます。

夏場に1つ忍ばせておくと、朝の一投目の選択肢が増えます。

ルアーの種類ごとの違いは、基礎から整理した記事があります。

まとめ:遊漁券の心配をせずに佐久間ダムへ

佐久間ダムは、遊漁券がいらず、岸を歩きながらワームで探す釣り場です。朝のうちは流れ込みや水通しのよい場所から入り、日が高くなったら日陰へ移る。その順番で回れる規模の湖だと考えてください。

法令として問われるのは1点です。釣ったバスを生きたまま持ち出さないこと。釣った場所でそのまま放すぶんには問題ありません。

駐車場の乗り合いとゴミの持ち帰りは、地元への当たり前の配慮として添えておきます。

持っていくものを1つに絞るなら、歩きながら投げ続けられるワームです。あとは出発前に、桜と水仙の見ごろに当たっていないかを確かめてください。混雑期さえ外せれば、静かな湖畔を歩いて探すだけです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次