MENU

奥多摩湖バス釣りは禁止?釣れる場所と料金

奥多摩湖バス釣りは禁止?釣れる場所と料金

奥多摩湖でバス釣りを考えたとき、最初に気になるのは釣っていい場所かどうかです。実際に「奥多摩湖は釣り禁止か」「禁止されているエリアはどこか」という疑問が数多く検索されています。

結論から言うと、東京都内水面漁場管理委員会の指示により、奥多摩湖には2か所の禁漁区が定められていますが、対象は湖全体ではありません。

この記事では、東京都と漁協が公開している情報をもとに、禁漁区の場所と料金の扱いを整理します。読み終えるころには、どこで竿を出していいかの判断がつくはずです。

目次

奥多摩湖のバス釣りには釣ってはいけない区域がある

奥多摩湖の地形図。国道411号が湖岸をたどり、周囲は等高線の詰まった急な斜面になっている
出典:地理院タイル(国土地理院)を加工して作成

東京都内水面漁場管理委員会の指示により、奥多摩湖には魚を採ることが禁じられた区域が2か所定められています。現地には禁漁区標識が設置されており、標識のある区域では魚を採ることができません。対象は湖全体ではありません。

奥多摩湖は多摩川を堰き止めた水道専用の貯水池です

奥多摩湖の正式名称は小河内貯水池です。東京都奥多摩町にあり、多摩川を小河内ダムで堰き止めて造られました。我が国最大級の水道専用貯水池で、管理しているのは東京都水道局です。

なお名前の似た多摩湖は別の湖です。

ダム寄りと蛇沢の2か所が禁漁区に定められている

禁漁区は、東京都内水面漁場管理委員会の指示で範囲が決められています。各地番の地先に立つ禁漁区標識どうしを結んだ線が境界です。

1つは日村71番地と対岸の下栃寄977番地を結ぶ線から、ダムまでの水域にあたります。もう1つは蛇沢942番地と対岸の手沢947番地を結ぶ線から、蛇沢までの水域です。

どちらも現地に禁漁区標識が立っています。境界を地図上で判断するより、標識を探すほうが確実です。

指示に定められた禁漁期間は、令和5年6月14日から令和8年6月13日までです。令和8年は2026年にあたります。この指示は東京都のページに、現在発令中の指示として掲載されています。

更新されているかどうかは東京都への確認が要ります。標識がある区域では竿を出さないという判断が安全です。

出典:東京都内水面漁場管理委員会指示 令和5年第3号

湖面には遊漁料の対象になる漁業権がない

奥多摩湖の周辺で漁業権が設定されているのは、湖に流れ込む川の区域です。

東京都内水面漁場計画を見ると、湖面そのものは漁業権の区域に含まれていません。川の対象魚種は、峰谷川と岫沢がヤマメ・イワナ・ニジマス・ウグイ、小袖川がヤマメとイワナです。いずれにもブラックバスは入っていません。

つまり湖面は漁業権の区域ではないため、漁業権にもとづく遊漁料の対象にはなりません

ただし現地の掲示までは確認していません。掲示があればその指示に従い、判断がつかないときは漁協に問い合わせてください。

出典:東京都内水面漁場計画

流れ込む3本の川は湖と扱いが違う

湖に注ぐ川のうち3本には、漁業権が設定されています。境界は標柱で示されており、そこから上流が区域です。

  • 峰谷川は雲風呂橋の上流350メートルより上
  • 岫沢は岫沢橋の下流200メートルより上
  • 小袖川は鴨沢橋の上流250メートルより上

川へ入り込むときは境界の標柱を意識してください。この区域の遊漁料は年券6,000円、1日券1,500円で、現場で買うと各500円増しになります。遊漁期間は3月1日から9月末日までです。

ただしこれはヤマメやイワナを対象とした川の釣りの料金であり、湖でのバス釣りの料金ではありません。金額と買い方は小河内漁業協同組合が公開しています。

釣ったバスを生きたまま持ち出せない

ブラックバスは特定外来生物に指定されています。飼育や運搬は原則として禁止されているため、クーラーボックスに入れて生きたまま持ち帰る行為も、この禁止に含まれます。

一方で、釣った魚をその場で放す行為は規制の対象になりません。環境省もキャッチアンドリリースは規制対象外だと示しています。

ただし生かしたまま持ち出して別の水域へ放つことは、野外への放出にあたり禁止されています。

東京都内水面漁場管理委員会の指示にも、外来魚の再放流を禁じるものが見当たりません。ただし山梨県のように再放流そのものを禁止している自治体もあるため、他の湖と同じ感覚で判断しないでください。

出典:環境省「規制の内容」

奥多摩湖のおかっぱりは岸に降りられる場所が限られる

奥多摩湖の空中写真。岸の多くが山の斜面のまま水面へ落ちており、東端に小河内ダムがある
出典:地理院タイル(国土地理院)を加工して作成

奥多摩湖は山あいを流れる多摩川を堰き止めた湖で、岸の多くが斜面のまま水面へ落ちています。歩いて一周できる湖ではないため、拠点を決めて動く形になります。水位によって岸の形が変わる点も、平地の野池とは違うところです。

車は公式の駐車場に停めてください。東京都水道局が無料で案内しているのは、奥多摩水と緑のふれあい館の隣接駐車場、水根駐車場、大麦代駐車場です。いずれもダム側にあり、上流側で公式に案内されている駐車場は確認できませんでした。

路肩に停める行為は、地元とのトラブルのもとになります。

水位が下がると岸の形が変わる

奥多摩湖は水道用の貯水池なので、水位が大きく上下します。2026年前半は平年を下回って推移しました。東京都水道局が貯水量の推移を公表しています。

水位が下がると、普段は水の下にある地形が現れます。ただし現れたばかりの地面は柔らかい泥や不安定な石が多く、足場として当てにはできません。

麦山の浮橋と留浦の浮橋は通行止めが続いている

奥多摩湖には湖面に浮かぶ橋が2本あります。麦山の浮橋と留浦の浮橋です。麦山の浮橋はドラム缶橋とも呼ばれます。

ただしこの2本は水位の低下により通行止めが続いています。再開の見通しも示されていません。

浮橋を渡って対岸へ行く前提で計画を立てると、現地で行き詰まります。通行の可否は東京都水道局が随時知らせているため、当日の朝に確認してください。

橋のまわりは水中に構造物が入って地形が変わる

湖にはいくつもの橋が架かっています。深山橋、三頭橋、峰谷橋などで、いずれも湖岸をたどる道路から近い位置にあります。

橋脚のまわりは水中に構造物が入るため、地形としては変化が生まれる場所です。

ただし橋の上や欄干から身を乗り出す釣りは、通行する車や歩行者の妨げになります。

川が流れ込む場所は地形に変化がある

湖に川が注ぐところでは、運ばれた土砂が堆積して浅場を作ります。峰谷川や小袖川が湖と出合う一帯がこれにあたります。

流れ込みは水温や酸素の条件が本流と変わるため、季節によって魚の付き方が変わる場所として知られています。

なお前述のとおり、川を少しさかのぼると漁業権の区域に入ります。標柱の位置を越えないよう気をつけてください。

切り立った岸には近づかない

奥多摩湖の岸には、斜面がそのまま水面へ落ちている区間が数多くあります。落ちれば足の届かない水深で、自力で上がれる地形ではありません。

ガードレールの外側へ出る形の釣り座は避けてください。増水時や雨のあとは特に危険です。

奥多摩湖のバス釣りは季節で狙う場所が変わる

奥多摩湖は山あいにある深い貯水池で、水位も季節によって動きます。同じ場所へ通っても、時期が変われば魚の居場所は変わります。水位の高さによって、岸から届く範囲も変わります。

春(3〜5月)

水がぬるみ始めると、バスは浅い場所へ移動すると言われています。川が流れ込む一帯や、日の当たる岸沿いが候補になります。

雪解けの影響で水温が安定しない時期でもあります。日によって条件が大きく動くため、水温の上がりやすい浅場から見ていくのが順当です。

夏(6〜8月)

水温が上がると、バスは日陰や水深のある場所を選ぶ傾向があります。橋の下や斜面が落ち込む岸は日差しを避けられるため、暑い時期に見ておきたい地形です。

奥多摩は都心より標高が高く、真夏でも朝夕は気温が下がります。日中の暑い時間を外した時間帯を選びやすくなります。

秋(9〜11月)

秋は魚が広く散ると言われる時期です。1か所に粘らず、降りられる場所を複数まわる形が向いています。

水位が下がっている年は、岸から届く範囲そのものが変わります。前に来たときと同じ立ち位置が使えるとは限りません。

紅葉の時期は周辺の人出が増えます。観光で訪れる人が多い場所でのキャストには注意してください。

冬(12〜2月)

冬は水温が下がり、バスの動きは鈍くなるとされています。深い場所や、日中に水温が上がりやすい岸が候補です。

山間部の朝は路面が凍ることがあるため、車での移動そのものに注意が要ります。防寒と滑りにくい靴を用意してください。

奥多摩湖のバス釣りは足元を縦に探るワームが軸になる

奥多摩湖は斜面がそのまま水面へ落ちる岸が多く、立てる場所も限られます。遠くへ投げて広く探るより、足元から続く斜面を縦に探るほうが地形に合います。ワームを軸にして、状況に応じて巻きものを足す組み立てが現実的です。

ワーム系リグ

スティックワームとクロー系ワーム、クランクベイト、スピナーベイトが並んだ様子

ネコリグやダウンショットリグは、一か所を丁寧に探るのに向いています。足元から水深がある岸では、真下へ落として斜面に沿わせる使い方ができます。

1か所をどれだけ丁寧に探れるかが釣果を分けます。深さを少しずつ変えながら探れる点が、この地形との相性です。

岩や倒木の多い場所では、回収しやすい仕掛けを選んでください。

ハードルアー

苔むした岩の上に置かれたシャッド系ハードルアー

ワームで反応がないときに、範囲を手早く調べる役割で使います。クランクベイトやスピナーベイトは、巻くだけで一定の層を通せます。

橋脚まわりや川の流れ込みを一通り確認する用途に使えます。反応がなければ次の場所へ移る判断もしやすくなります。

トップウォーター

水面を意識させるペンシルベイトのクローズアップ

水面で誘うルアーは、朝夕や水温が高い時期に出番があります。ポッパーやペンシルベイトが代表的です。

魚の反応が水面で見えるため、その日の活性も判断できます。

まとめ:禁漁区の標識を確認してから奥多摩湖へ

奥多摩湖は、湖のどこでも竿を出せる釣り場ではありません。禁漁区があり、流れ込む川には漁業権があり、岸は降りられる場所も限られます。行く前に調べた分だけ、当日の動き方がはっきりします。

出かける前に見ておきたいのは、水位と浮橋の状況です。当日の朝に東京都水道局の情報を見るだけで、無駄足を避けられます。

現地に着いたら、地図やインターネットの情報より現地に立っている標識のほうが確実です。判断に迷ったときは、釣らずに移動するほうが安全です。

行く前に確かめることが1つだけあるとすれば、標識のある区域を避けることです。ここは東京都民の水道水を蓄えている場所でもあります。

持っていくものを1つに絞るなら、足元を縦に落とせるワームです。ルールを確かめたら、あとは楽しむだけです。

奥多摩湖から流れ出た水は多摩川になります。ダムより下流で竿を出すなら、こちらもあわせてどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次