バス釣りを始めた方にとって「ベイトリールってどんなもの?」と興味があるけど一歩を踏み出せないということはないですか?
実際に「スピニングリール」が初心者向けと一般的に言われているので、ベイトリールに手を出す人は多くはないようです。
しかし、この記事を読んだらベイトリールのことを理解でき、ベイトリールの選び方などを知れ挑戦してみたいと思うようになります。
そして結果的に自分に合った最強のベイトリールを探すことができるでしょう。
バス釣りのベイトリールとは?

バス釣りにおけるベイトリールはよくバス釣り経験者が使うものと言われており、初心者にとって「ベイトリールは恰好いいけど難しそう」と感じている人は多いと思います。
何が難しいのか、初心者にも分かりやすく説明していきます。
ベイトリールの種類
バス釣りのリールは「ベイトリール」と「スピニングリール」の2種類に分けられます。
ベイトリールは主に重いルアー、太いラインを使用する時に使うものです。(ただし、最近では「ベイフィネス」といって軽めのルアー、細いルアーでも扱えるものもあります。)
最初、慣れないうちは「バックラッシュ」というライントラブルに悩まされますが、慣れるとコツが分かり扱いが分かるようになってきます。
ベイトリールの基本
ベイトリールを使いこなすための第一歩は、まずはその構造と基本的な使い方を知ることです。リールの各パーツを理解することで、その動きは非常に合理的です。
- ハンドル・・・ライン(釣り糸)を巻き取るための部分。スピニングリールと違い、多くのベイトリールは購入時に右ハンドル用か左ハンドル用かが決まっており、後から左右を交換することはできません。
- スタードラグ・・・ハンドルの根本にある星形のダイヤルです。魚が強く引いた時に糸が切れないようにスプールを逆転させてラインを送り出す強さ(ドラグ力)を調整します。この機能自体を「ドラグ」と呼びます。
- スプール・・・ラインが巻かれているリールの心臓部です。ルアーを投げるとこのスプールが高速で回転しラインを送り出します。
- クラッチ・・・親指で押し込むレバー状のパーツです。これを押すとスプールのギアが外れスプールが自由に回転する「フリースプール」状態になります。ルアーを投げる(キャストする)際には必ずこのクラッチを切る(押す)操作が必要です。
- レベルワインダー・・・ハンドルを回してラインを巻き取る際に左右に往復運動してラインをスプールに均一に巻かれてしまい、トラブルの原因となります。
- ブレーキシステム・・・ベイトリール最大の特徴であり初心者が最初に覚えるべき最重要機能です。キャスト時にスプールが回転しすぎるのを防ぎ、後述する「バックラッシュ」というライントラブルを抑制するためのブレーキです。
スピニングリールとの違い

リールには「スピニングリール」と「ベイトリール」があります。ここではスピニングリールとベイトリールの違いを比べることでベイトリールのことを深く知りましょう。
スピニングリールとの仕組みの違い
ベイトリールとスピニングリールの最大の違いはラインの放出と巻き取りの仕組みにあります。
- スピニングリール・・・スプールは固定されたままで、その周りを「ベールアーム」という部品が回転してラインを巻き取ります。キャスト時はこのベールアームを起こすことでラインがスプールかららせん状に放出します。
- ベイトリール・・・スプール自体が回転してラインを直接巻き取ります。キャスト時もスプールが回転して、ラインを直接的に送り出します。
この構造の違いが、それぞれ得意なこと、不得意なことを生み出しているのです。
初心者の壁「バックラッシュ」
ベイトリールといえば、「バックラッシュ」というライントラブルになりやすい面があります。
これは、キャスト時にスプールの回転速度がルアーが飛んでいくことでラインが放出される速度を上回ってしまったときに発生するライントラブルです。
スプール上でラインがぐちゃぐちゃに絡まり、「鳥の巣(バードズネスト)」とも呼ばれます。しかし、恐れる必要はなく、原因と対策を理解すればバックラッシュは必ず乗り越えられます。
- 2種類のブレーキ設定を気をつける・・・メカニカルブレーキをクラッチを切った時にルアーがゆっくりと「スルスル~」と落ちてくる程度、もしくはスプールを「ゼロポジション」よりも少しだけ締め気味に設定する
- キャスティングフォームに気をつける・・・ロッド全体のしなりを利用してルアーの重みを竿に乗せ「ズゥーッ」と押し出すような滑らかなモーションを心がける
- サミングをする・・・ブレーキを完ぺきに設定してもルアーが着水してもスプールの回転は慣性で止まりません。ルアーが水面に落ちる寸前に親指でスプールに触れて回転を完全に止める動作をしましょう
ベイトリールを使うメリット

バス釣りではスピニングリールも広く使われています。ではなぜあえて少し訓練が必要なベイトリールを選ぶのでしょうか。その理由はベイトリールにしかない圧倒的なメリットがあるからです。
巻き取る力が強い
ベイトリールはハンドルを回す力とスプールがラインを巻き取る力が平行に動くため力の伝達効率が高い構造になっています。これにより、水の抵抗が大きいルアーを楽に巻けたり水草や杭などの障害物に潜り込んだ大きなバスを強引に引きずり出すパワーがあります。
キャストコントロール性が高い
キャスト中に親指でスプールの回転を微調整(フェザリング)できるため、狙った場所にピンポイントでルアーを届ける精度が非常に高いです。木の枝の下や、岸際のわずかなすき間を狙う釣りではこの性能が釣果に直結するのです。
太いラインの扱いやすさ
ラインが直線的に放出されるため、スピニングリールが苦手とする12ポンド以上の太いフロロカーボンラインやナイロンラインを使っても糸ヨレなどのトラブルが起きにくいです。太いラインは根ズレに強くカバー周りを攻めるバス釣りの必需品です。
手感度が高い
リール全体を掌で包み込むように持つ(パーミングする)ため、ラインから伝わるルアーの振動やバスの小さなアタリ(バイト)がリールボディを通じて直接手に伝わりやすいです。
手返しの良さ
クラッチを切って投げるという一連の動作が非常にスピーディーに行えるため、テンポよくキャストを繰り返せます。
ベイトリールおすすめモデル

初心者におすすめのバイトリールの具体的なモデルを価格帯別に紹介します。予算やどこでバス釣りをしたいか、どのくらい本気でバス釣りに取り組みたいかに合わせて最適な一台を見つけてみてください。
値段別おすすめモデル
ここでは、バス釣り初心者から中・上級者まで使いやすいベイトリールを、価格帯ごとにご紹介します。予算と釣りスタイルに合わせて、自分にぴったりの一台を見つけてみてください。
まず1万円以下のモデルとしておすすめしたいのが、「シマノ 17 バスワンXT」です。実売価格が1万円を切るにもかかわらず、シマノ独自の遠心ブレーキシステム「SVS」を搭載しており、キャスト時の安定性や飛距離の面で優れた性能を発揮します。海水対応のベアリングを採用しているため、耐久性にも優れ、コストパフォーマンスは抜群です。
もう一つの選択肢が、「シマノ 22 バスライズ」です。バスワンXTよりもさらに価格が抑えられたエントリーモデルで、ブレーキシステムにはマグネット式を採用しています。シンプルな構造で調整もしやすく、これからベイトリールを始めたい方にとって非常に扱いやすい仕様となっています。
次に、1万円台で手に入るコストパフォーマンスに優れたモデルとして挙げられるのが、「ダイワ 20 タトゥーラ SV TW」です。このモデルは、ダイワ独自の「Tウイングシステム(TWS)」によりキャスト時の糸の放出がスムーズで、飛距離を伸ばすことができます。また、バックラッシュを極限まで抑える「SVスプール」の搭載により、軽量ルアーからビッグベイトまで幅広く対応できるのが魅力です。
同じく1万円台の優秀な選択肢として、「シマノ 21 SLX MGL」も見逃せません。このリールは、軽量で回転の立ち上がりが非常に速い「MGLスプール」を採用しており、軽い力でもしっかりとルアーが飛んでいきます。遠心ブレーキの「SVSインフィニティ」も搭載しており、キャスト時の爽快感と安定性を両立しています。
そして、より高性能なリールを求める方には、2〜3万円台のモデルがおすすめです。なかでも「シマノ 21 スコーピオンDC」は、最強の初心者向けハイエンド機とも言われる存在です。注目すべきは、キャスト時に自動でブレーキを制御してくれる「I-DC5」システムで、ダイヤル設定だけで簡単にバックラッシュを抑えることができます。扱いやすさと性能を兼ね備えた一台として、高い評価を受けています。
同じ価格帯でダイワから登場しているのが、「ダイワ 21 ジリオン SV TW」です。このモデルは、飛距離をさらに追求した新設計の「SV BOOST」ブレーキを搭載しており、スムーズでトラブルの少ないキャストを実現しています。また、コンパクトで握りやすいボディ設計により操作性も非常に高く、どんな釣りスタイルにも高次元で対応できる万能リールとして人気があります。
バス釣りのベイトリールまとめ
バス釣りにおけるベイトリールの基本から選び方、具体的なモデルまでを詳しく解説してきました。
初心者にとっての扱いやすいベイトリールの基準は4つあります。
- 圧倒的な扱いやすさ・・・何よりもバックラッシュしにくいこと
- 高い汎用性・・・バス釣りの様々なルアーや釣りに対応できること
- 長く使える性能と耐久性・・・上達してからも満足して使い続けられること
- 優れたコストパフォーマンス・・・その性能を手に入れるための価格が投資としてみあっていること
この基準を参考にぜひベイトリール選びに挑戦してみてください。きっと自分に合ったベイトリールを見つけることができ、バス釣りの奥深さを堪能することができるでしょう。
最強のベイトリールが見つかりますように。


