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【5月バス釣り】スポーニング期の釣り方・注意点・ルアー選び

5月のバス釣り

ゴールデンウィークを含む5月は、1年の中でもバス釣りが最も盛り上がる季節です。気温・水温ともに安定し、活性の高いバスを狙える絶好のチャンスとなります。

本記事では、5月がバス釣りに最適な理由から、スポーニング期のバスに効くルアーやテクニック、釣行時の注意点までを網羅的に解説します。2025年の春を存分に楽しむために、ぜひ事前にチェックしておきましょう。

目次

5月は釣果もサイズも狙える絶好のバス釣りシーズン

5月は、スポーニング(産卵)期の真っただ中。シャローに上がってきた大型のバスを狙える絶好のタイミングです。

多くのフィールドでバスが産卵のために浅場へと移動し、普段はディープに潜むメスバスも、手の届く範囲でアプローチできるようになります。

この時期は水温も安定し、産卵を控えたバスが体力をつけるためにエサを積極的に追う傾向があります。数釣りを楽しめるだけでなく、記録級のビッグバスが釣れる可能性も十分。まさに、初心者にも上級者にも魅力のあるハイシーズンといえるでしょう。

ただし、スポーニングの進行状況によって、プリ・ミッド・アフターと異なる状態のバスが混在します。その日の状況に応じた戦略を立てることが、5月の釣果を左右する大きなカギになります。

5月のバス釣りの攻略法

5月特有の状況をしっかり読み取って、的確にアプローチすることが釣果アップの鍵です。以下のポイントを意識して、1匹との出会いを確実にものにしましょう。

スポーニング段階の見極めが最重要

5月はフィールドやバスの個体差によって、スポーニングの進行具合が大きく異なります。プリスポーン(産卵前)、ミッドスポーン(産卵中)、ポストスポーン(産卵後)それぞれの状態を見極め、どの状態のバスを狙うのかを明確にすることが非常に重要です。

見極めるヒント
  • シャローでネスト(産卵床)を探す
  • ペアリング中のバスや、ネストを守るオスの姿に注目する
  • 釣れたバスの腹の張り、体表の傷などから状態を判断する
  • 状態を決めつけず、複数のステージのバスがいる前提で組み立てる

エリア選択:シャローとその周辺を狙え

スポーニングのメインステージとなるシャローを中心に、前後の動きにも注目しましょう。

狙うべき場所
  • スポーニングエリア(シャロー):日当たりがよく、硬い底質のフラットな場所。ワンドの奥、アシや杭、倒木といったカバーも好ポイント。
  • 隣接エリア(やや深場):シャローに隣接したブレイクやカバー、流れ込みなどは、プリ・ポストスポーンのバスが待機・回復する場所になります。

状況に合わせたルアーと釣り方

バスの状態ごとに、効果的なルアーと釣り方は異なります。1つの釣り方に固執せず、柔軟に対応するのがコツです。

プリスポーンやポストスポーンで活性が高いバスには、スピナーベイト、クランクベイト、チャターベイトなどで広範囲をテンポよく探るのが有効です。あるいは、高比重ワームのノーシンカーやテキサスリグでカバー周辺を丁寧に攻める方法もあります。

ミッドスポーンのバス(ネストを守るオスなど)には、ドロップショットリグ、ネコリグ、スモラバといったフィネスリグが有効です。ネストに刺激を与えて、威嚇バイトを誘うスタイルですが、バスへの負荷を考えて釣り方には十分な配慮が必要です。

ポストスポーンで体力回復中のバスは、動きの遅いフィネスリグでじっくり狙うか、回復が進んでいる個体にはトップウォーターや巻き物系のルアーが反応することもあります。

プレッシャー対策:静かなアプローチを意識

シャローにいるバスは、音や気配に非常に敏感です。ちょっとした水音や足音だけで警戒してしまうこともあるため、接近の仕方には注意が必要です。

ボートの場合はエレキの操作を静かに行い、陸っぱりでは足音をできるだけ抑えるよう意識しましょう。ロングキャストを使って距離を取り、警戒心を与えずにルアーをアプローチするのも効果的です。

また、偏光サングラスは水中の変化を早く見つけるうえで非常に役立ちます。バスの姿はもちろん、ネストやベイトの動きも確認しやすくなるので、必携アイテムのひとつです。

5月のバス釣りの注意点

最高のシーズンを安全かつ快適に楽しむために、いくつかのポイントに注意を払うことが大切です。

服装と体調管理:天候変化と紫外線に備える

朝晩は冷え込むこともあるため、脱ぎ着しやすい重ね着で体温調節できるようにしましょう。日中は紫外線が強まるため、帽子や偏光サングラス、日焼け止めを活用し、長袖やアームカバーも効果的です。熱中症予防のためには、こまめな水分補給も欠かせません。また、突然の雨にも対応できるよう、レインウェアは常に持参しておくのが安心です。

虫・危険生物対策は万全に

5月は蚊やブヨなどの虫が増えてきます。虫除けスプレーを使ったり、肌の露出を控えたりといった対策を講じましょう。万が一に備えて、ポイズンリムーバーを携帯しておくのもおすすめです。蜂や蛇も活動が活発になる時期なので、茂みに安易に入らない、黒い服を避けるなどの注意も必要です。

フィールドマナーと魚への配慮

ゴールデンウィークなどの連休はフィールドが混雑しがちです。先行者との距離を保ち、挨拶を交わすなど、気持ちよく釣りができるように配慮しましょう。ネストを狙う釣りについては意見が分かれるため、もし行う場合でも、バスへのストレスを極力減らし、素早いリリースを心がけてください。また、水温が高まり魚が弱りやすくなるため、水から出す時間は最小限にとどめ、地面には置かずにやさしく扱うことが大切です。

安全確認とルール遵守

足場が悪い場所や滑りやすい岩場、頭上の枝などには十分注意しましょう。特にボート釣りをする場合は、天気予報を事前に確認し、荒天が予想される場合は無理をしないこと。ライフジャケットの着用も忘れずに行ってください。また、釣り場ごとのルールを守ることも重要です。遊漁券の要否、釣り禁止区域、ボート利用のルールなどを事前に調べて、必ず守るようにしましょう。

5月のバス釣りにおすすめのルアー

状況判断が重要な5月ですが、特に持っておきたいおすすめルアーのタイプをご紹介します。

広範囲を効率よく探るサーチベイト

活性の高いバスや、どこにいるか分からない状況で効率よく探るのに適しています。バスの居場所を見つけやすく、初動に使うルアーとしておすすめです。

  • スピナーベイト
  • シャロークランクベイト
  • チャターベイト(ブレーデッドジグ)

カバー周りやボトム攻略に

バスが隠れていそうなカバーや、底付近を丁寧に探るのに有効です。障害物の周りやブレイクの斜面などをじっくり攻めたいときに使いましょう。

  • 高比重ワーム(ノーシンカー、バックスライド)
  • テキサスリグ、フリーリグ(クロー系、ホッグ系ワームなど)
  • ラバージグ

食い渋りやピンポイント攻略のフィネス

プレッシャーが高い状況や、バスが神経質になっているときに活躍します。ネスト付近やピンスポットでのアプローチに最適です。

  • ネコリグ
  • ドロップショットリグ
  • スモラバ
  • ノーシンカーワッキーリグ

水面炸裂!トップウォーター(5月後半~)

アフタースポーンのバスが水面を意識し始めると、トップウォーターでの釣りがエキサイティングな展開になります。朝や夕方の時間帯がおすすめです。

  • ポッパー
  • ペンシルベイト
  • 虫系ルアー

これらはあくまで代表例です。カラーは水色やベイトに合わせて、ナチュラル系(ウォーターメロン、グリーンパンプキンなど)とアピール系(ブラック、ジュンバグなど)を使い分けると効果的です。
また、ルアー以外にも偏光サングラス、ランディングネット、プライヤーなどは必須アイテムです。安全面と快適さのためにも、しっかり準備しておきましょう。

まとめ

5月のバス釣り

5月のバス釣りは、スポーニングという特別な時期ならではの難しさと、ビッグバスとの出会いや数釣りのチャンスに溢れた、非常に魅力的なシーズンです。

バスの状態を見極め、適切な戦略とルアー選択を行い、そして安全やマナーに配慮することで、きっと素晴らしい釣果と思い出が得られるはずです。しっかり準備をして、最高のバスフィッシングシーズンを満喫してください。

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