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【2025年版】11月バス釣り攻略!晩秋のディープと最後の荒食いを狙え

11月のバス釣り

木々が色づき、冬の気配が色濃くなる11月。バスフィッシングにおいては、水温が急激に低下し、多くのバスが越冬場所を意識し始める難しい季節です。しかし、水温が安定するディープエリアにはバスが集まりやすく、また、水温が下がりきる前の「最後の荒食い」に遭遇できる可能性も残されています。

この記事では、11月のバス釣りの特徴から、具体的な攻略法、人気フィールドの狙い方、おすすめアイテムまで、晩秋から初冬のバスフィッシングを攻略するための情報を詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 11月のバスの活性や行動パターン(ディープ化と越冬準備)
  • 晩秋~初冬のバス釣りに効果的な攻略テクニック(ディープ攻略、リアクション)
  • 人気フィールド(琵琶湖、霞ヶ浦、小貝川など7箇所)の11月攻略法
  • 11月に必須となる防寒対策とおすすめルアー
  • 低水温期のバス釣りを楽しむための注意点
目次

11月のバス釣りの特徴

晩秋から初冬へと季節が進む11月は、バスの行動パターンが大きく変化する時期です。フィールドの状況を正確に把握し、それに合わせたアプローチが求められます。

急激な水温低下とバスの越冬準備

11月に入ると、朝晩の冷え込みはさらに厳しくなり、フィールドの水温は急激に低下します。多くのバスは、水温が比較的安定しているディープエリアや、冬の間を過ごすための越冬場所へと移動を開始します。

そのため、バスの居場所は特定のエリアに集約される傾向が強くなりますが、日による活性のムラは大きく、全体的に口を使いにくくなるタフな状況が増えてきます。

ベイトフィッシュの集結とディープ化

バスのエサとなるベイトフィッシュも、水温の低下に伴い、温かい水を求めて深場へと移動したり、特定のエリアに集まったりする傾向が顕著になります。特にワカサギなどのベイトフィッシュは、ディープの中層やボトム付近に大きな群れを作ることがあります。

バスもこれらのベイトを追ってディープエリアに集まるため、ディープでの釣りが主体となるフィールドが多くなります。

晩秋の荒食いとシーズナルパターンの変化

多くのバスが冬に向けて活性を落とす一方で、水温が10℃前後まで下がりきる前のタイミングで、体力を蓄えるために一時的に捕食活動を活発化させる「晩秋の荒食い」を見せる個体もいます。

特に、暖かい日が数日続いた後などは狙い目となることがあります。しかし、全体としては冬のパターンへと移行していく時期であり、その日の状況に合わせて、まだ秋のパターンを引きずっているバスと、完全に冬のポジションにいるバスの両方を視野に入れる必要があります。

11月のバス釣りの攻略法

低水温期のバスを攻略するには、より丁寧で的確なアプローチと、わずかなチャンスを逃さない集中力が求められます。

ディープ攻略の重要性とスローな釣り

バスがディープエリアに集まる傾向が強まるため、ディープ攻略が釣果を出すための鍵となります。水深のあるブレイクライン、ハンプ、水中ストラクチャーなどを、メタルバイブやフットボールジグで効率よく探るのが基本です。

また、低活性なバスに対しては、ラバージグやヘビーダウンショットリグ、ヘビーキャロライナリグなどを使い、ボトム付近をスローに、丁寧に探る釣りも非常に有効になります。ルアーを長時間見せて、食わせの間を作ることが重要です。

リアクションバイト狙いの有効性

水温が低く、バスの活性が低い状況下では、ルアーをじっくり見せて食わせるのが難しい場面も多くなります。このような状況では、バスの反射神経に訴えかけるリアクションバイト狙いが効果を発揮します。

メタルバイブの速いリフト&フォールは、低水温期の定番テクニックです。また、サスペンドタイプのジャークベイトを使い、鋭いトゥイッチと長いポーズを組み合わせることで、低活性なバスにスイッチを入れることもできます。

天候・タイミングの見極めと短時間勝負

寒い時期のバスは、わずかな環境変化に敏感に反応します。冷たい雨の後よりも、数日間晴れて水温がわずかに上昇したタイミングや、風裏になって水面が穏やかなエリア太陽光が当たりやすい北岸など、少しでも条件の良い場所や時間帯を選ぶことが釣果に繋がります。

長時間の釣りは体力的に厳しく、集中力も途切れがちになるため、釣れる可能性の高い時間帯や場所に絞って、短時間で集中して釣りをすることも有効な戦略です。

11月のバス釣りの場所別攻略法

指定された人気フィールドにおける11月の攻略法を見ていきましょう。冬のパターンを意識した釣りが中心となります。

琵琶湖(広大なナチュラルレイク)

11月の琵琶湖は、冬のディープ攻略が本格化します。南湖では浚渫エリアのブレイクやハードボトム、北湖ではディープのチャンネルラインや漁礁周りなどがメインエリアとなります。

メタルバイブ、ヘビーキャロライナリグ、フットボールジグ、アラバマリグなどが活躍します。魚探でベイトフィッシュの反応を探し、効率よく狙っていくことが重要です。風が穏やかな日には、まだシャローに残っている個体を狙うチャンスもあります。

霞ヶ浦(マッディシャローレイク)

霞ヶ浦では水温低下が顕著になり、シャローに残るバスは少なくなります。狙い目は、石積み、ドックの壁際、浚渫エリアのブレイク、流入河川の深みなど、水深があり、何らかのストラクチャーが絡む場所です。

メタルバイブやバイブレーションのボトム付近でのリフト&フォール、シャッド(特にサスペンドタイプ)のストップ&ゴー、スモラバやダウンショットリグでの丁寧な誘いが有効になります。

小貝川(リバーフィールド)

小貝川のようなリバーフィールドでは、水温が比較的安定しやすい深みのあるエリアが重要になります。テトラ帯の穴の中、水門周りの深場、カーブのアウトサイドにあるブレイクラインなどが狙い目です。

ルアーはメタルバイブ、小型のクランクベイトやシャッド、ラバージグなどが有効。流れの変化や、ちょっとした地形変化、カバーなど、バスが身を寄せやすい場所を丁寧に探りましょう。

高滝湖(リザーバー)

ワカサギレイクである高滝湖の11月は、ディープのワカサギパターンが中心となります。魚探を駆使してワカサギの群れがいるレンジやエリアを探し出し、その周辺をメタルバイブのリフト&フォール、ダウンショットリグ、ヘビーキャロライナリグなどで直撃するのがセオリーです。

特に水深のあるフラットエリアやチャンネルラインなどが有望です。

桧原湖(スモールマウスバスレイク)

11月の桧原湖はシーズン最終盤、もしくは禁漁期間に入っている可能性が高いです(釣行前に必ず確認してください)。釣りが可能な場合でも、水温は極めて低く、完全な冬の釣りとなります。

水深10m以上のディープエリアでの釣りが主体となり、メタルバイブが最も有効なルアーとなることが多いです。天候によっては氷点下になることも珍しくなく、極寒に対応できる万全の防寒対策が必須です。

相模湖(リザーバー)

相模湖の11月は、バスが越冬場所となるディープエリアへと集まり始めます。水深のある岩盤エリア、岬周りのブレイク、ワンドの奥の深場などが狙い目となります。

メタルバイブ、フットボールジグ、ディープクランクなどで、ボトム付近を丁寧に探る釣りが有効です。ここでも魚探を活用して、ベイトフィッシュや地形変化を見つけ出すことが釣果への近道となります。

野池(身近なフィールド)

多くの野池では、11月になると冬のパターンへと移行します。池の中で最も水深のあるエリアや、杭などの縦ストラクチャー、温排水の流れ込み(もしあれば)など、水温が安定しやすい、または少しでも温かい場所を探すのが基本です。

ルアーはメタルバイブや小型シャッドのリアクション狙い、またはスモラバやダウンショットリグを使ったスローな釣りで、一点をじっくり攻めるのが効果的です。

11月のおすすめアイテム

晩秋から初冬にかけての釣りでは、寒さ対策が最重要課題となります。体を冷やさず、快適に釣りをするための準備を怠らないようにしましょう。

徹底した防寒対策

11月の釣りでは、防寒対策が釣果、そして自身の安全に直結します。防水・防風性能の高いアウターは必須。インナーには保温性の高いフリースやライトダウンなどを重ね着(レイヤリング)し、体温調節ができるようにします。

帽子(ニット帽など耳まで覆えるもの)、ネックウォーマー、厚手のフィッシンググローブも必ず用意しましょう。足元からの冷えも厳しいため、防寒・防水のブーツや厚手のソックスも重要です。使い捨てカイロも複数持っていくと安心です。

虫除けグッズ

この時期になると、虫の心配はほとんどなくなります。基本的には不要と考えて良いでしょう。

冬を意識したルアー

低水温期のバスに口を使わせるためのルアーセレクトが重要です。リアクションバイト狙いのメタルバイブ(様々なウェイトを用意)は必須中の必須。ボトム攻略用のフットボールジグやラバージグ、食わせ能力の高いフィネスリグ(ダウンショット、ネコリグ、スモラバなど)も欠かせません。

また、中層攻略やリアクション狙いにサスペンドタイプのシャッドやジャークベイトも有効です。カラーは、フラッシング系(クローム、ゴールドなど)や、冬の定番とされる地味系(ザリガニカラー、ゴースト系など)を状況に合わせて使い分けましょう。

まとめ

11月は、バスフィッシングシーズンの中でも特に難易度が上がる時期です。しかし、水温が安定するディープエリアにはバスが集まりやすく、的確なアプローチができれば、コンディションの良いバスを手にできるチャンスもあります。

「最後の荒食い」に巡り合えるかもしれません。攻略の鍵は、バスの越冬場所となるディープエリアを特定し、メタルバイブなどのリアクション要素と、フィネスな食わせの釣りを状況に応じて使い分けることです。

そして、何よりも徹底した防寒対策を心がけてください。寒さで集中力を欠いたり、体調を崩したりしては元も子もありません。万全の準備をして、晩秋から初冬ならではの価値ある一匹との出会いを求めて、フィールドへ向かいましょう!

この記事のまとめ
  • 11月は晩秋~初冬。バスはディープへ移動し、越冬準備に入る。
  • ディープ攻略がメイン。メタルバイブ等のリアクションとスローな釣りが有効。
  • 「最後の荒食い」の可能性も。天候・タイミングの見極めが重要。
  • 徹底した防寒対策は必須!安全と快適性を最優先に。
  • 難しい時期だが、価値ある一匹に出会えるチャンスもある。
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